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アメーバのように。私の本棚 ちくま文庫
定価 ¥1,210
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2010/03/12 |
JAN | 9784480426901 |
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アメーバのように。私の本棚
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
古今亭志ん朝、森茉莉、荷風、東海林さだお、、というやや手練れの読書家の一つのパターン。橋本治というショウモナイオッさんの文脈がプンプン。
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2010年3月10日、初、並、帯無、ちくま文庫 2015年5月2日、新潟関屋店BF 2016年7月2日、金沢駅西本町BF
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ちゃんとした批評眼のある人の書評は、本を選ぶときの指標になります。その人の選ぶものが例え偏っていようがなんだろうが、その書評家本人が「自分は偏っている」ということをきちんと自負していて、その書評家のスタンスをきちんと理解できていれば、特に問題は無いわけです。 人間、どう頑張った...
ちゃんとした批評眼のある人の書評は、本を選ぶときの指標になります。その人の選ぶものが例え偏っていようがなんだろうが、その書評家本人が「自分は偏っている」ということをきちんと自負していて、その書評家のスタンスをきちんと理解できていれば、特に問題は無いわけです。 人間、どう頑張ったって一生のうちに出会い、読むことのできる本には限りがあるので、自分と感性が合う「行きつけの書評屋さん」の一人や二人でも見つけておいて(できれば硬い書評を書く人と柔らかい書評を書く人の両方)、彼らが勧めるものに乗っからせてもらう、というのがてっとり早いかと思ってます。自分で掘り出し物を見つけ出す喜びは減りますが、玉石混交の中から光るものを素人が見つけるのは難しいので。 で、この本。 著者がいろんなところで書いてきた書評のうち、「著者が後世に残していきたいと思っている本を紹介している書評」が集められてます。「上手く書けた書評」ではなく「ベストセラーの書評」でもないところがミソ。本が好きで、単純に好い本を語り継ぎたいんだろうなぁという意図が見えます。 前半は新書(とは言っても古いものは90年代)、真ん中に著者の読書に影響を与えた作家の紹介、後半にいわゆる古典の書評を配してます。特に古典は渋い。ベタに知られてる作家から、高校の国語便覧でも数行しか紹介されていない(あるいは紹介されていないのではないかと思われる)作家まで含まれてます。 書評集なので当然、ここから自分で着になった本をチョイスしてみたんですが、メモした本は意外にも10冊弱。100冊ちょいは紹介されてるんですが、これを基準に本を選ぶというより、中野翠という人の「偏愛」(これは後がきの著者自身の評から)によって作られた本棚を俯瞰で見て、そこから気になる本の背表紙に手を伸ばして中をペラペラ見させてもらった、というような印象です。 紹介されてる本は、新書も古典もクセのあるものが多いと感じたので、普段、同じようなジャンルの本ばかり選んでしまうという方は参考までにチラ見してみてはいかがでしょうか。
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