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古代アメリカ文明 アステカ・マヤ・インカ 世界歴史の旅
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 山川出版社 |
発売年月日 | 2010/02/25 |
JAN | 9784634633742 |
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古代アメリカ文明
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古代アメリカ文明の王朝の遺跡を発掘しているドキュメンタリーを見て、もっと詳しく古代アメリカ文明について知りたくなったので、この本を借りてみた。 読みたいと思っていたのは、古代アメリカ文明の王朝全体をなんとなくふんわり把握できる本であって、古代アメリカ文明の遺跡を巡る旅をしたい人の...
古代アメリカ文明の王朝の遺跡を発掘しているドキュメンタリーを見て、もっと詳しく古代アメリカ文明について知りたくなったので、この本を借りてみた。 読みたいと思っていたのは、古代アメリカ文明の王朝全体をなんとなくふんわり把握できる本であって、古代アメリカ文明の遺跡を巡る旅をしたい人のためのガイドブックではなかったということに、読みはじめてから気付いた。 なので、この本は今回は私には合わなかったけれど、この本自体はとても興味深い内容だと思う。 「農村共同体の成立は、食糧やエネルギーの蓄積を可能にした。しかしそれだけでは、より大規模で複合的な構造を持った文明社会は誕生しない。そうした大規模社会成立のインセンティブとなるのは、体系的宗教の発生である。なぜならば、閉鎖的な農民共同体を越える公判で大規模な社会的協力を実行する体制は、宗教の統合力によってのみ可能だからである。狩猟民の共同体や農村共同体にも宗教はある。しかしそれは狭い村落や集団の中での特定の神や例の崇拝であり、秘儀の執行であって、普遍性を持たない。しかし、ある神または神々の進行が、人間世界や宇宙に関する体系的説明として考え出され、それが多くの共同体によって共有されるようになると、多数の信者が集まり、神に祈る宗教センターが求められる。そこで、人々が集まって祈る祭壇、または公共建築物が必要となり、人々の労働力が結集され、神官や首長の指揮のもとに、基壇や広場や初期神殿が作られるようになる。」p.21 「アメリカ大陸において、古代文明が出現したのは、目楚アメリカ(古代メキシコとマヤ)と南米の中央アンデスの2地域だけであった。この二つの古代文明は、旧大陸世界と交流することなく、「四大文明」とともに世界六大文明を形成した。コロンブス以前のアメリカ大陸では、100種類以上の植物が栽培されていたが、トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ、トマト、トウガラシ、カボチャ、インゲン豆、カカオ、バニラ、アボガド、ピーナッツ、パイナップル、パパイア、さらにゴムやたばこなど、世界の栽培作物の6割は、アメリカ大陸のモンゴロイドの先住民たちが栽培化したものである。世界の食文化に革命をもたらしたと言えよう。また日本の秋の代名詞コスモス、クリスマスに人気のポインセチア、ダリア、マリーゴールドなど、メソアメリカ原産の花は親しみ深い観葉植物になっている。」p.32 「古代メソアメリカ文明は、農業を生業の基盤とし、文字、都市、初期国家、神聖王をはじめ、旧大陸の「四大文明」との共通性だけでなく、異なる特徴も有した。たとえば古代メソアメリカは、政治的に統一されなかった。これは、統一王朝=文明という見方への反証と言えよう。100万km2におよぶ広大なメソアメリカでは、古代メキシコ文明と総称されるテオティワカン、トルテカ、アステカ、サポテカ、オルメカ、その東ではユカタン半島を中心にマヤ文明(前600年~16世紀)が繫栄し、遠距離交換網を通して多くの文化要素を共有すると同時に、大きな時期差・地域差も有する、文明複合を形成した。南米のインカ帝国(15世紀半ば~1532年)が、究極的に中央アンデスを統合したのとは対照的である。メソアメリカは、多民族共生の文明という大きな特徴を有した。 「旧大陸の四大文明」中心的な見方では、「鉄器」、馬や牛のような「大型の家畜」や「大河の灌漑農業」は、古代文明を構成する重要な要素と考えられてきたが、メソアメリカではそうではなかった。メソアメリカの先住民たちは、石器を主要利器として不自由なく生活し、基本的に石器段階の手作業の技術と人力エネルギーによって巨大な神殿ピラミッドが林立する都市文明を築き上げた。金属利器は後半に実用化されず、南米の古代アンデス文明と同様に、鉄器は一切使用されなかった。メソアメリカの家畜は、犬と七面鳥くらいであった。ミルクや乳製品を提供したり、農耕地を耕したり、人や重いものを運ぶ大型家畜は皆無であった。牧畜リャマやアルパカのような楽だか動物もいなかった点は、南米の古代アンデス文明と異なる。 主要利器が石器であったことは、古代メソアメリカ文明が、旧大陸の「四大文明」よりも「遅れていた」ことを必ずしも意味しない。」p.35 「古代メソアメリカ文明は、「真の世界史」の重要な一部であるだけでなく、現代からも隔絶したものではない。中米で独自に発展した古代メソアメリカ文明は、16世紀以降のスペイン人の侵略によって破壊された。しかし、その子孫の先住諸民族は千数百万人を越え、今日にいたるまで形を変えながら先住民文化を創造し、力強く生き続けている。メソアメリカは、地球の反対側で現在進行形の生きている文化伝統なのである。」p.36
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アステカ・マヤ・インカの遺跡を、 「そもそもメソアメリカ文明とは?」的な流れも踏まえて解説してくれる(ジャンルとしては)ガイドブック。 ふんだんなカラー写真が嬉しい。 「この遺跡を巡るならここを見るべき!」とか、 その周辺の地図とか、現地に赴くことを想定して書かれている。 歴史書...
アステカ・マヤ・インカの遺跡を、 「そもそもメソアメリカ文明とは?」的な流れも踏まえて解説してくれる(ジャンルとしては)ガイドブック。 ふんだんなカラー写真が嬉しい。 「この遺跡を巡るならここを見るべき!」とか、 その周辺の地図とか、現地に赴くことを想定して書かれている。 歴史書、というよりはやはりガイドブックなので、 しっかりした豊富な知識を吸収しようというよりは、 全体的な遺跡の位置関係や、簡単な概要を知るために最適。
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