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リベルタスの寓話 講談社ノベルス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/03/04 |
JAN | 9784061827059 |
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リベルタスの寓話
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
とっくに読み終わっている。 御手洗くんの新作、安価な講談社ノベルズで読みたいなぁ 。 愛蔵版なんて、ガラじゃないでしょーに
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※このレビューにはネタバレを含みます
島田荘司作品は冒頭の「こんな謎どうやって解くんだ!」読者に思わせるトンデモなさが魅力ですが、表題作でもその魅力は相変わらずです。 とにかく起きている事態が凄まじい。猟奇殺人とひとことで言うことも憚られるほどに、これでもかというほど損壊された死体と、最有力容疑者の鉄壁のガードはどうつながってくるのか…。 事態のメチャクチャさが、最後にひとつの真相に収斂していく手腕は、やっぱりさすが島田荘司、とうならせられます。 特に印象深かったのは、骨髄液を背中から取るとバレるので正面から解体して抜き取った…というオチ。実に単純明快で論理的です。 分からないのは、途中で挿入された、日本人女性をナンパする話は一体なんの意味があったんだろう、ということでしょうか。 「クロアチア人の手」は、これもワケの分からない事態が、一気に御手洗君の剛腕でまとめあげられていく見事な作品。 島田荘司の作品は、最近こういう「いたずらにややこしくなってしまった事件」みたいなのが多いですね。往年の「灰の迷宮」を思い出します。 トリック自体は無茶な部分もある気がしますが、それでも納得させられます。御手洗君と石岡君のやり取りが、往年のファンには楽しくて、いつの間にか読ませられているという感じでしょうか。 御手洗君、日本に戻ってきて早く石岡君とのコンビでまた活躍してほしいな…と今まで思っていたのですが、あんまりこだわる必要はないのかも知れません。海外にいるとはいえ、電話一本で今でも二人はつながっていますね。
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(あらすじ)BOOKデータベースから引用 ボスニア・ヘルツェゴヴィナの一都市モスタルで、心臓以外の臓器を すべて他の事物に入れ替えられるという、酸鼻をきわめる殺人事件が起きた。 殺されたのはセルビア人の民族主義グループの男たちだが、 なぜか対立するモスリム人の男の遺体も一緒に残されていた。 民族紛争による深い爪痕と、国境を越えて侵食する オンライン・ゲームによる仮想通貨のリアル・マネー・トレード。 二つの闇が交錯するとき、複雑に絡み合う悲劇が起こる。 ***** <リベルタスの寓話> 序盤の「ブリキ人間」の挿話に謎の猟奇的殺人 古い伝承がベースで進むのかと思いきや医療やネットゲーム等の 現代経済のカラクリも絡んでいてワクワクしました。 でもクロアチアがどこにあって住む人がどんな風貌をしているのか 想像できなかったぼんやり日本人の私には社会派過ぎて 単なる謎解き推理小説として楽しむ作品ではないなと感じました。 民族抗争や浄化を前面に出さなくてもよかったような気もするけど それでは作者が届けたいメッセージが弱くなっちゃうんだろうな。 「ブリキ人間」の伝説は元々それらしい投票方法等があって 参考にしたらしいけど、ほんとにあると思い込んだ。 そしてその「ブリキ人間」が動き出したのにもトリックがあって 解明されるのかと期待してたけどただのお話で終わってた(´・ω・`) そうそう、途中で出てきたナンパ女子は一体なんだったのか。 <クロアチア人の手> 同時収録の中篇。 序盤の色々で登場してた因縁の二人が一緒に来日? 抗争で死んだんじゃなかったの?っていうかなんでまた俳句? ・・・と、序盤からハテナだらけになってしまったのと 俳句やピラニア、特異な部屋のつくりに無理やり感があった。 でもさすがの丸め込み方にぐうの音も「出させず」の島田節(゚▽゚)/ 義手のコード伸ばして鍵を操作するとか絶対にありえない! って思うんだけどその時は奇跡的に出来たんだよねって思ってしまう罠。 あと御手洗さんが義手が木にひっかかってたのを電話の話だけで どうやって推理したのか、後半だっただけに一番モヤモヤしたんだけど... でもこれも「御手洗さんだから解ったんだね!」と納得することに。。。 しかし今回の御手洗さんは2作共電話出演でしたが、お元気そうでなりより(笑) 石岡先生はもう50のおっさんなのにもうちょっとしっかりして!と心配になった。 あ、だからこそ御手洗さんのイライラ鞭があったのかも?考えすぎ? 常人じゃ到底解けない謎だったから結局のところ 御手洗さんの頭脳が必要だったけど石岡先生もちょっとは頑張れ! 。。。でも情緒不安定なのが最近の石岡先生のよさでもある。。。 馬車道時代の回想録でいいから御手洗&石岡もの読みたいです。
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