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嵐が丘(下) 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2010/03/20 |
| JAN | 9784334752002 |

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嵐が丘(下)
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商品レビュー
3.7
51件のお客様レビュー
世界的名作と言われるけれど、自分は何回読んでもやはり面白くないし、何の感慨も得られない作品。作者の性格がかなり偏屈で世間知らずだったというのは、この本を読めば確かによくわかります。 とにかくまともな人間が出てこない。 ヒースクリフは他人の精神を破壊することに執念を燃やす自己中心...
世界的名作と言われるけれど、自分は何回読んでもやはり面白くないし、何の感慨も得られない作品。作者の性格がかなり偏屈で世間知らずだったというのは、この本を読めば確かによくわかります。 とにかくまともな人間が出てこない。 ヒースクリフは他人の精神を破壊することに執念を燃やす自己中心的な破綻者にしか見えないし、彼が追い求めるキャサリンなんて美人で良家の娘でなかったらヒロインになれるようなキャラじゃない。 とても狭い社会で生きているから、その少ない人間関係のなかでくっついて子どもを作る。それは「恋愛」なんかではなく、子供が自分の言いなりにできる人形を欲しがるような「支配欲」のようにも見える。 とにかくシンプルで少ない登場人物らのお話のなかでやたらと細かく具体的な会話が長々と続くわけで、自分はアーンショウ家にもリントン家にも興味が持てなかったから、どうでも良い他人の会話を長々と時間を割いて聞かされる感じでした。 この小説を良作として解説しろと言われたらそれなりにいくらでも適当なわかっているふうのことを書けるけれど、とにかく暗くていじけていてつまらない。 ヒースクリフなんて拾ってこなければ良かったのにね。キャサリンの性格形成にも悪かったし。 ただ、その兄も含めてアーンショウの兄妹は性格が自己中だから、アーンショウ家である「嵐が丘」自体が隣家のリントン家には悪魔の家だったのかも。 作者がこれ以外の小説を残していないので尚更そう思うんだけど、エミリー・ブロンテはこのひねりのない人間の剥き出しの悪意だらけの話をあえて書いたのではなく、こういう作品しか書けなかったんじゃないかな。 この作品を読むのならば、その時間を別の作品を読む時間に充てたいです。 なまじ昔作られた映画が原作をうまく端折ってキャサリンとヒースクリフの身分違いの魂の愛を描いちゃったものだから、原作も良いものに思われているような気がする。 ウェバーのミュージカルが素晴らしいから『オペラ座の怪人』の原作も良作に思われちゃうのと同じ現象が『嵐が丘』にも起きているんじゃないかなぁ? 個人的な感想だけどね。
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オースティンがイギリスの中産階級における人間の社会性とか理性、そして感情を描いたのに対して、エミリー・ブロンテはそれらはとは全く対極にあるものをテーマにして実存小説を書いた。 キャサリンとヒースクリフのお互いに対する、一般的な人間が共感できない感情が著者が描きたかったのだと思うが...
オースティンがイギリスの中産階級における人間の社会性とか理性、そして感情を描いたのに対して、エミリー・ブロンテはそれらはとは全く対極にあるものをテーマにして実存小説を書いた。 キャサリンとヒースクリフのお互いに対する、一般的な人間が共感できない感情が著者が描きたかったのだと思うが、まあそれは当時評価されなかったのも頷ける。 最終的には悲劇も新しい幸福の芽吹きも、イングランドの荘厳な自然に回収されていくのだ。
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映画を観たのをきっかけに読み始めたけれど、映画の内容がぼやけてくるくらい濃い内容だった。 これをめでたしめでたしと言っていいのかどうかわからないけど、たいていの古典は登場人物がどんどん死んでいって話がまとまったりするので結末はこんなものなんだと思うことにする。 キャシーをみて...
映画を観たのをきっかけに読み始めたけれど、映画の内容がぼやけてくるくらい濃い内容だった。 これをめでたしめでたしと言っていいのかどうかわからないけど、たいていの古典は登場人物がどんどん死んでいって話がまとまったりするので結末はこんなものなんだと思うことにする。 キャシーをみていると、どんなときでも「自分がどう思ったか」を正直に話すので、そういうのが英語圏での美点のひとつなのかなと感じた。内面が邪悪だとそういうことはできないので、彼女が善良な証拠でもあるのかなと。軽率な意地悪は登場人物全員にあるので、そこは程度の問題。
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