1,800円以上の注文で送料無料

赫奕たる反骨 吉田茂
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1207-03-04

赫奕たる反骨 吉田茂

工藤美代子【著】

追加する に追加する

赫奕たる反骨 吉田茂

定価 ¥2,090

220 定価より1,870円(89%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2010/02/22
JAN 9784532167325

赫奕たる反骨 吉田茂

¥220

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/10/26

吉田茂を通して、明治の終わりから戦中戦後の様子がドキュメンタリーを見るように鮮やかに伝わってきた。親世代の維新を成し遂げた世代からたくさんのものを引き継いでいた吉田茂が、外交官としての経験や視点から日本を見つめて戦中を過ごし、戦後に内政に関わるようになっていくドラマが映像として浮...

吉田茂を通して、明治の終わりから戦中戦後の様子がドキュメンタリーを見るように鮮やかに伝わってきた。親世代の維新を成し遂げた世代からたくさんのものを引き継いでいた吉田茂が、外交官としての経験や視点から日本を見つめて戦中を過ごし、戦後に内政に関わるようになっていくドラマが映像として浮かぶようだった。 実父から「管理となると賄賂など誘惑が多いからそれを断ち切れ」と刀を渡された、外務省入省したてなのに馬で出勤して馬の上から先輩に挨拶した話、領事館に勤務する際、実父に紹介状を渡されたのにそれを領事館に渡さない異骨相だった、などといういうエピソードが、時代や吉田茂の人柄を表していて興味深かった。ほぼ同じ時期にロンドンを経験した漱石は精神的に追い詰められたのに対し、吉田茂はロンドンを大いに楽しんだというのもそれらしかった。 戦争回避を思い近衛に手紙を書いたが、それが届く前に御前会議が始まってしまい日独伊軍事同盟が決まっていく過程、ハルノートはこれまでの外交経験に照らし合わせて吉田は「最後通牒とは思えない」と考えたにも関わらず、「試案」が削除されてしまうところ、ヨシハンセン(吉田反戦)グループとして秘密組織が常に監視して秘密工作員が吉田邸に送られていたなどの描写は、切羽つまるものがあった。 大磯の吉田茂邸を見学して、吉田茂の生涯について知りたいと思い読んだ。戦後の大混乱期に総理大臣を務めていた吉田茂の生涯を知るに、大変面白い本でありがたく読むことができた。

Posted by ブクログ

2016/05/06

吉田茂の生涯を描いた書です。マーッカーサーとの交渉で「なんで日本は経済数値が出てこないんだ!」という問いに「そんな数字があれば戦争なんかしなかった。」というシーンを知りたくて読みました。あった!あった!

Posted by ブクログ

2012/10/24

 NHKのドラマを見て、吉田茂に無性に興味をひかれたので、読了。 外交官や政治家という職業的な専門能力が高いだけでなく、この国をどうするのか、どうしたいのか、という信念が大切であることが伝わってきた。これは、どんな職業の人でも必要な資質であると思うし、もしかすると、勉強では身につ...

 NHKのドラマを見て、吉田茂に無性に興味をひかれたので、読了。 外交官や政治家という職業的な専門能力が高いだけでなく、この国をどうするのか、どうしたいのか、という信念が大切であることが伝わってきた。これは、どんな職業の人でも必要な資質であると思うし、もしかすると、勉強では身につかない、生まれながらの素養なのかもしれないと思った。 自分も”気概”を持って仕事をしたい。  最後に、印象深いフレーズを引用しておいた。 これに該当するような人物の顔や国家が思い浮かぶ。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す