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T・S・スピヴェット君傑作集
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2010/02/25 |
JAN | 9784152091086 |
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T・S・スピヴェット君傑作集
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
映画「天才スピヴェット」が気に入りすぎて、原作を読んでみた。 またこんな大著を手に取ってしまった・・・というのが第一印象。大判で400ページになんなんとするボリュームである。横組みで、科学イラスト的な挿絵(著者描く)がちりばめられている。それは、モンタナの牧場に住む12歳の少年...
映画「天才スピヴェット」が気に入りすぎて、原作を読んでみた。 またこんな大著を手に取ってしまった・・・というのが第一印象。大判で400ページになんなんとするボリュームである。横組みで、科学イラスト的な挿絵(著者描く)がちりばめられている。それは、モンタナの牧場に住む12歳の少年スピヴェット君がことあるごとに描き連ねているという設定なのである。 映画では「400年間動き続ける半永久機関を発明した10歳の天才少年」だが、原作では詳密で表現豊かな科学イラストが認められたとなっており、いわゆる天才というよりはきらめく感受性を持った少年ということなので、より現実味があると言える。 他にも細かい部分は(もちろん)違いつつ、映画と同じように物語は進む。ただし丹念に、饒舌に。 T.S.は「テカムセ・スパロー」の頭文字なんだけど、ネイティブ・アメリカンの血を引くわけではなかった。(名前を拝借しただけ) ドクター・クレア(お母さん)の意外な一面。(移動中の大半を占める挿入小説) 映画の時にはあまり考えなかったけど、「ホーボー(無賃乗車の放浪者)は今もいる」らしい描写。 などなど、映画を観ていて、この辺もっと語られたら面白かったかも、という部分はちゃんと書かれていた。特に母の思い、父の思いが深く迫って胸を打つ。
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本は未読。映画で見た。 イラストの挿入が面白いが、なんだか小さくまとまりすぎた印象。一風変わった家族のどこにでもある家族ドラマみたいな……。家族のキャラクターはとてもおもしろかった
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大人を信用できなくなったT.S.スピヴェットくんが、家を飛びだし スミソニアン博物館をめざしてアメリカを横断する冒険譚。旅をするなかでスピヴェット一族の歴史を辿り、自分の過去を振り返り、スピヴェットくんが心に傷を抱え両親に愛されていないんじゃないかと感じるに至った過程が徐々にあきらかになっていく。その末の再会が、とってもあったかくてジーンときました。 小説なのに、A4変形判で厚さ2.5センチ!でかい!重い!読みにくい!が、いたるところに注釈やスピヴェットくんによる図が盛り込まれていて、図鑑のように楽しい。実験的な小説ですね。途中は読むのがなかなかしんどかったけど、結末が良かったので評価高め。弟から貸借。
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