![蟲笛(青林工藝舎)](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001631/0016310399LL.jpg)
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蟲笛(青林工藝舎)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 青林工藝舎 |
発売年月日 | 2010/03/01 |
JAN | 9784883793105 |
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蟲笛(青林工藝舎)
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
正直、完全にノーマークの漫画でした。出版社が青林工藝舎ってだけで手にとったので、円山みやこさん作品は、本作が初めてです(笑)。とは言え、本作は、従来の円山さんの作風を逸脱した、ガラリとスタイルが変わる嚆矢となったものらしく、必ずしもこの作品で円山さんを知った人は少なくないそうです...
正直、完全にノーマークの漫画でした。出版社が青林工藝舎ってだけで手にとったので、円山みやこさん作品は、本作が初めてです(笑)。とは言え、本作は、従来の円山さんの作風を逸脱した、ガラリとスタイルが変わる嚆矢となったものらしく、必ずしもこの作品で円山さんを知った人は少なくないそうですね。 『傷の軋み』『葉隠しの家』まで読んで、まえがきに書かれていたことの意味が分かりました。どちらの話も、というかこの作品に収録されている作品たちは、実際の事件を下敷きにしているのです。それ故に、読んでいて想像以上に胸が抉れました。特に『葉隠しの家』『蟲笛』は、変な言い方ですがすぐに元となった事件を思い出しました。 ホラー誌で掲載されているために、どこか現実味がない表現もありながら、現実の事件が元になっているだけに、どこかフィクションとは割り切れない気持ちも相まって、読了感はあまり良いとは言えません。が、円山みやこさん、いい漫画を描きます。漫画としての構成力もさることながら、1度見たら忘れないような描写が光ります。ノーマークからでしたが、大当たりでした。
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某所で「読後、絶望的な気分になるマンガ」云々という特集を 目にして興味を惹かれ、購入。 絶版になった単行本の収録作を再編した一冊で、 1990年代後半から2000年代初めに 少女向けホラー誌に掲載された作品群。 実際にあった猟奇的な事件にインスパイアされつつ、 実録物としての表...
某所で「読後、絶望的な気分になるマンガ」云々という特集を 目にして興味を惹かれ、購入。 絶版になった単行本の収録作を再編した一冊で、 1990年代後半から2000年代初めに 少女向けホラー誌に掲載された作品群。 実際にあった猟奇的な事件にインスパイアされつつ、 実録物としての表現ではなく、 フィクションとして加工する手腕は見事と思うが、 いかんせん元ネタが残酷過ぎるので読んで疲れた……し、 どうせやるならもっと深く掘り下げればよかったのに、 という気もするけれど、ページ数の制限など、 都合もいろいろあったのだろう。 各作品のストーリーに直接の繋がりはないが、 共通しているのは、 もちろん事件を起こす輩が 絶対的な悪には違いないのだが、 本当に恐ろしいのは 被害者のSOSに気づかない、見過ごす、 あるいは承知で無視して他人事を決め込む第三者たち ――という描かれ方で、 これはホラーエンターテインメントとして 至極真っ当だと思う。 しかし、私はやはりグラン=ギニョル愛好家であり 楳図かずお信者なので(笑) 「恐怖・戦慄」7:「笑い・ブラックユーモア」3 くらいの内容でないとドはまりしないのだった。
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印象に残った言葉 「世界中で自分だけが傷つきやすいのね? 自分の殻の内側の痛みしか感じられないのね? でもあなたをなでて慰めるたびにその殻で私の手も……」 これは弱い人間の物語だ。でも、そんな弱い人間を傷つける人間もやはり弱い。暴力、虐待、無関心、ありとあらゆる弱い心から生...
印象に残った言葉 「世界中で自分だけが傷つきやすいのね? 自分の殻の内側の痛みしか感じられないのね? でもあなたをなでて慰めるたびにその殻で私の手も……」 これは弱い人間の物語だ。でも、そんな弱い人間を傷つける人間もやはり弱い。暴力、虐待、無関心、ありとあらゆる弱い心から生まれるものが彼女たちを傷つけていく。 などと決めつけてしまいたくなるが、人間はそんな単純に一言表せるものでもない。とりあえず、読み終わると何とも言えず悲しく疲れた。自分の殻で人を傷つけるのはもうやめようと思った。
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