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堕ちていくオンナの哀れとハートウォーミングの同居
作者らしいオンナの業が今回も描かれた1冊と言えよう。得意とする前後編でココロとカラダのアンバランスを主軸とする自墜落なオンナの性をエグい描写で哀しく描きつつ、間に挟まれる胸キュンな短編でホッとさせられる構成も悪くない。この相反する2つのベクトルが以前は1つの作品内で上手に纏められ...
作者らしいオンナの業が今回も描かれた1冊と言えよう。得意とする前後編でココロとカラダのアンバランスを主軸とする自墜落なオンナの性をエグい描写で哀しく描きつつ、間に挟まれる胸キュンな短編でホッとさせられる構成も悪くない。この相反する2つのベクトルが以前は1つの作品内で上手に纏められていた頃もあったが、本作では作風としてしっかり分けられているようである。 メインとするのは今回もやはり美少女だが、それ故に最後に登場する人妻が異彩な魅力を放っており、画風もまた美少女向けではあるものの、そろそろ円熟味のあるオトナの女性が出てくる作品がもう少し増えてもいいのでは?と個人的には思っている。 余談になるかもしれないが、冒頭の前後編ではヒロインの過去回想としてかなりニッチな属性を必要とする相姦凌辱が延々と続くため、人によってはドン引きかもしれない。
DSK