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リックの量子世界 創元SF文庫
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リックの量子世界 創元SF文庫

デイヴィッドアンブローズ【著】, 渡辺庸子【訳】

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リックの量子世界 創元SF文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2010/02/19
JAN 9784488735012

リックの量子世界

¥220

商品レビュー

2.7

5件のお客様レビュー

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2024/07/17

ある朝、猫を追って屋根から落ち、一命をとりとめたリック。その後も何度か危険にさらされる。その後の会議中、何かの意思によって、車のキーを握り、車を走らせた。向かった先では、妻のアンと息子のチャーリーが乗った車が暴走したトラックと激突し、妻が即死。妻を助けようとした途端、全く別の世界...

ある朝、猫を追って屋根から落ち、一命をとりとめたリック。その後も何度か危険にさらされる。その後の会議中、何かの意思によって、車のキーを握り、車を走らせた。向かった先では、妻のアンと息子のチャーリーが乗った車が暴走したトラックと激突し、妻が即死。妻を助けようとした途端、全く別の世界に移動してしまう。移動先ではチャーリーは生まれておらず、リックではなくリチャードと名乗る世界だった。 入りが結構ややこしいものの、パラレルワールドものである。変わっているのは、飛んだ先の別の自分に乗り移り、2人の人格が同居する点である。 2人の人格に慣れたところで、平行世界での違和感を感じ始め…というところから事件に向かっていくのだが、そこからは手紙という形で少々把握がややこしくなっていく。 ストーリーの核となっている部分はわかるのだが、少々冗長な部分が多く、なんなら1ページにわたる語りの部分に何の情報もないという部分も多いため、進まないなあと思う部分も多い。その分読み飛ばしてもいいわけではあるが、途中からの録音の再現や手紙部分では読み飛ばすと意味がわからなくなるという矛盾。 タイトルの「量子」はあんまり意味はないかな。パラレルワールド部分はそれほどわかりにくい部分ではないかと。最終的にはよくある世界の分岐と時間跳躍など、ご都合主義的なところもある。最後の部分はそれでいいのかなあ。ハッピーエンドである必要もないと思ったが。 冗長な文章ではあるが、途中で言葉の定義や量子力学、パラレルワールドの細かいネタを散りばめているのは好感触。無駄話で脱線していくのも最近ぽいところもよい。 で、関係ないけど、関連書籍がなんでディックの『ヴァリス』なん?ヴィレッジブックスからも出てるのか…。でもSFでなくてミステリみたいね。

Posted by ブクログ

2013/05/30

平行世界もののSFだが、ミステリ的な仕掛けもあった。 終盤にかかるまでは王道のパラレルワールドものかと思ったが、『パート2』以降になるとがらりと雰囲気が変わる。 何となく買ったものだけど、調べてみると品切れのようだ……面白かったけどなぁ。

Posted by ブクログ

2012/11/29

2012.11.29読了 タイトルからも想像出来るとおりパラレルワールドもの。とある事件のショックでパラレルワールドの自分に意識だけが飛んでしまってというと、よくある設定に聞こえるが、そのせいで主人公が精神病患者と思われる。しかもこの物語がその医者の手記となるとだいぶ見方が変わ...

2012.11.29読了 タイトルからも想像出来るとおりパラレルワールドもの。とある事件のショックでパラレルワールドの自分に意識だけが飛んでしまってというと、よくある設定に聞こえるが、そのせいで主人公が精神病患者と思われる。しかもこの物語がその医者の手記となるとだいぶ見方が変わってくる。 この男の言っていることが正しいのかどうか不安定な気持ちになる これがこの作品の味なんだろうな

Posted by ブクログ

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