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フリーフォール グローバル経済はどこまで落ちるのか
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フリーフォール グローバル経済はどこまで落ちるのか

ジョセフ・E.スティグリッツ【著】, 楡井浩一, 峯村利哉【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2010/02/28
JAN 9784198629137

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商品レビュー

3.8

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2024/08/22

著者のスティグリッツは2008年のリーマンショックを引き起こしたアメリカの新自由主義を批判したノーベル経済学者です。 私がこの本を手に取ったのはマルクスを学んだのがもともとのきっかけでした。資本主義を批判したマルクス。そして現代もマルクス主義者は資本主義を批判しますが、何もマル...

著者のスティグリッツは2008年のリーマンショックを引き起こしたアメリカの新自由主義を批判したノーベル経済学者です。 私がこの本を手に取ったのはマルクスを学んだのがもともとのきっかけでした。資本主義を批判したマルクス。そして現代もマルクス主義者は資本主義を批判しますが、何もマルクス主義だけが行き過ぎた資本主義を批判しているわけではありません。前回の記事でも紹介した、日本の誇る経済学者、宇野弘文もアメリカ的な資本主義に強い警鐘を鳴らしていたのでありました。 しかもなんと、今作の著者ノーベル経済学者スティグリッツは若き頃この宇沢弘文の指導を受けていたというのです。これには私も驚きました。 というわけでぜひ宇沢弘文の薫陶を受けたスティグリッツの本も読んでみたい、そんな思いでこの本を手に取ったのでありました。 スティグリッツがこの本を「良質のミステリーにも似た物語」というのはまさにその通りで、この作品ではまるでドキュメンタリーを観ているかのように話が展開していきます。堅苦しい専門的な経済学の本ではなく、一般の読者でもわかりやすく読めるよう配慮されているのがよくわかります。

Posted by ブクログ

2013/02/20

リーマンショック前後のブッシュ、オバマ両政権の対応やFRBの方針を痛烈に批判。 金融業界には短期利益を最大化すると収入に直結すると言う動機があり、リスクを無視してレバレッジを増やした。破綻し税金が投入されても誰も責任を問われなかった、罰金刑を受けた者もそれ迄の蓄積が大きく、 税金...

リーマンショック前後のブッシュ、オバマ両政権の対応やFRBの方針を痛烈に批判。 金融業界には短期利益を最大化すると収入に直結すると言う動機があり、リスクを無視してレバレッジを増やした。破綻し税金が投入されても誰も責任を問われなかった、罰金刑を受けた者もそれ迄の蓄積が大きく、 税金で救済されながら高いボーナスを取ろうとした。そのくせローンを返せない人への直接の救済はモラルハザードだと反対する。大き過ぎて潰せないと言われることをいいことに北朝鮮並みの要求をしている。 ケインズ派の著者の説では、恐慌に際して政府の対処は赤字を増やしても早く、大量に資金を投入する事で、 企業の救済ではなく投資に向かうべきだという。遅く、小出しでは効果が出ず余計に金がかかるからだろう。 進まない震災対策、東電の処理に関する日本政府への批判とものすごくかぶる内容だなあと言うのが感想です。

Posted by ブクログ

2012/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカ金融資本主義が破綻した2008年。しかし大手金融会社は「大きすぎて潰せない」として生き残り、高額の収入を得ている。そもそもグローバル経済というのは誰がなんのために作りだしたものなのか。エマニュエル・トッドも指摘していた強欲な「アメリカ・システム」の問題が繰り返し語られる。このシステムは崩壊するのか、このまま生きながらえていくのか....。合衆国大統領ですら抗えないこのシステムをどうやって倒すことができるのか。新しい経済秩序は見つかるのだろうか。アメリカが絶対に認めない世界の富の不均衡を解決するには確実にアメリカ(と、我々先進諸国)が「我慢」しなくてはならなくなる。これを肯んじるとは思えない...。残念ながら。

Posted by ブクログ