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宗教で読む戦国時代 講談社選書メチエ459
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宗教で読む戦国時代 講談社選書メチエ459

神田千里【著】

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宗教で読む戦国時代 講談社選書メチエ459

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2010/02/10
JAN 9784062584593

宗教で読む戦国時代

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商品レビュー

3.7

13件のお客様レビュー

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2023/02/04

戦国時代において、宗教が当時の戦乱にどう関わってきたか、戦国大名達(主に信長、秀吉)がどう対処してきたかを数々の文献から探る。 前半は信長と本願寺との争い、後半は秀吉の伴天連追放令や島原の乱などキリスト教の話題が多い。数々の戦や一揆に各宗教が持つ排他性(かなり苛烈なもの)が原因...

戦国時代において、宗教が当時の戦乱にどう関わってきたか、戦国大名達(主に信長、秀吉)がどう対処してきたかを数々の文献から探る。 前半は信長と本願寺との争い、後半は秀吉の伴天連追放令や島原の乱などキリスト教の話題が多い。数々の戦や一揆に各宗教が持つ排他性(かなり苛烈なもの)が原因になっているという分析だ。他の文献ではキリスト教宣教師達は人身売買をはじめとした闇貿易の尖兵という見方もあるが、本書ではキリスト教内の対立が欧米でも激化している排他性がピークに達していた頃の日本での布教活動、という見方だ。 宗教に限らず、自分と異なる考えの者を排除しようとする人間の行動は今も昔も変わらない。しかし生活も文化の水準も全く異なる中世を考える時、当時の人間の倫理観やら死生観やらを理解しておくべきだろう。戦や飢餓の恐怖に怯えながら、しかし戦で逆に自らが生き残る糧を得るのも重要だった時代と現代とでは根本的に価値観が異なる。

Posted by ブクログ

2018/11/08

政治との関わり合いから宗教の影響・弾圧・果ては天草四郎時貞まで 日本独自の宗教(八百万の神っていうもんだし、まぁそりゃそうよな)って 凄い独特であって海を越えてきたキリシタンの方々は うん、日本の宗教って意味不明!!ってなるのもまぁ分からんでもない。 カトリックが日本の寺社仏閣を...

政治との関わり合いから宗教の影響・弾圧・果ては天草四郎時貞まで 日本独自の宗教(八百万の神っていうもんだし、まぁそりゃそうよな)って 凄い独特であって海を越えてきたキリシタンの方々は うん、日本の宗教って意味不明!!ってなるのもまぁ分からんでもない。 カトリックが日本の寺社仏閣をバンバン破壊して日本の天道・王道を否定。 もう何でもかんでも否定よ。 結局は切支丹禁止に繋がっていったのではないかという話。 一番勉強になったというか ほぉ~!!!って思い知らされたのは島原の乱。 弾圧したって一括りになる理由がやっとわかった感じ。 他教の信者を認める・認めないって今でも宗教争いは世界規模であるけども こんなにも昔からあるのにいまだ解決していないってことが一番こわい。

Posted by ブクログ

2017/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2010年刊。  戦国時代(島原の乱まで射程範囲なので、広義の意味)における宗教(一向宗、法華宗、キリスト教など)。そして著者曰く「(制度化されず)見えない国教」たる天道。日本的宗教における一揆的性格(合議制と全会一致、自治的)と他宗教への寛容性に対して、排他性が歴史的に最高潮に達していたC教の差、両者の原理的軋轢、C教に対する仏教側の感情的反発を織り交ぜつつ、戦国時代の宗教戦争(加賀一向一揆、石山戦争)の世俗的性格、相論(安土宗論)の背景、権力者によるC教保護と弾圧の意味、島原の乱の宗教的性格を解説する。  著者は東洋大学文学部教授。  一向宗を含む宗教が、戦国時代において、(支配領域を越境する)世俗権力の性格を持ち、現実の独自軍事力を有して各大名と合従連衡してきた点は新味を感じない。  しかし、その仏教勢力が、他宗教の排斥・殲滅を徹底させてはいなかった点、それら宗教を統合する天道(見えない国教)への各層の意識、特に天道遵守の意識は支配側にも存在した点、殲滅を意図した島原の乱のみが原理的な宗教戦争であった点など、視点を揺さぶる記述が彼方此方に存在する。  もっとも、殲滅戦の典型たる比叡山焼討ち、長島一向一揆戦などを実行に移した織田信長に関する論にはまだ納得していないが、面白いことは確かだ。  また、島原の乱の遠因を大名による収奪の苛斂誅求に求めない点、キリシタンによる仏教徒への迫害(仏像・仏閣などの破壊)の適示、秀吉のC教禁令の理由が、大名による教会寄進(この禁止だけでいいはず)・戦争回避(秀吉の政策からして戦争回避するはずなし)などではなく、C教の排他性・他宗教との非調和性という国内騒乱要因の除去にあった点は興味を引く。

Posted by ブクログ

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