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象牙色の賢者
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/02/10 |
JAN | 9784163289205 |
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佐藤賢一氏のデュマ三部作の完結です。 奴隷の息子から成り上がった一家は、三代目にして、フランス文化の象徴となった。 祖父が「黒い悪魔」と恐れられ、皇帝ナポレオンも一目おくデュマ将軍。 父は、『三銃士』や『モンテクリスト伯』の作者である文豪アレクサンドル・デュマ。 主人公は『...
佐藤賢一氏のデュマ三部作の完結です。 奴隷の息子から成り上がった一家は、三代目にして、フランス文化の象徴となった。 祖父が「黒い悪魔」と恐れられ、皇帝ナポレオンも一目おくデュマ将軍。 父は、『三銃士』や『モンテクリスト伯』の作者である文豪アレクサンドル・デュマ。 主人公は『椿姫』の作家であり、フランス文化界で最高の名誉であるレジオン・ドヌール勲章を授与した、アレクサンドル・デュマ。 昔話をしているように淡々と進んでいく物語で、祖父や父の偉業に必要以上に溺れることも驕ることもなく、まさに淡々と歩んでいったかに思えるデュマ(三代目)の人生。 身近にこんな偉人がいたら生きにくいんじゃないかなぁ・・・と思いながら読み始めていったのですが、主人公のデュマが淡々としている中にこみあげてくる熱い血に流されて、人間らしい苦悩や喜びを得ていったのだと思うと、血は争えないけれど、血脈を必要以上に意識することはないのだと考えました。 三代を経て、黒色から褐色へ、そして象牙色へ変化を遂げていったデュマ家ですが、肌の色の変化以上に大きいものは、三代目に賢者を生み出したことだと思います。 (生み出したというかデュマの努力が実ったというか・・・・・) 晩年に購入したノルマンディ地方の別荘との因果関係もなかなか興味深く、人は最初にいた場所に本能的で戻ってくるような気がしました。
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2013年64冊目 フランス革命を体現し、歴史を作った「黒い悪魔」、あこがれの歴史を描き、現実の世界に提示した褐色の文豪、そしてそれらの世界を一身に背負った象牙食の賢者、本書は三代にわたるデュマ一族の完結編を描く。 祖先の系譜と当時の社会から決して分離することのできない、まさ...
2013年64冊目 フランス革命を体現し、歴史を作った「黒い悪魔」、あこがれの歴史を描き、現実の世界に提示した褐色の文豪、そしてそれらの世界を一身に背負った象牙食の賢者、本書は三代にわたるデュマ一族の完結編を描く。 祖先の系譜と当時の社会から決して分離することのできない、まさにデュマ一族は時代の体現者であった。
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『黒い悪魔』『褐色の文豪』と続いたデュマ三代の物語もこれでおしまい。語り部に『椿姫』の作者でもあるアレクサンドル・デュマ・フィスを据え、彼自身の人生と、息子としての彼から見た大デュマの姿を描きます。 初代デュマ将軍は波乱万丈の生涯を送ったのに、三代目ともなるとデュマの血も薄れ、物...
『黒い悪魔』『褐色の文豪』と続いたデュマ三代の物語もこれでおしまい。語り部に『椿姫』の作者でもあるアレクサンドル・デュマ・フィスを据え、彼自身の人生と、息子としての彼から見た大デュマの姿を描きます。 初代デュマ将軍は波乱万丈の生涯を送ったのに、三代目ともなるとデュマの血も薄れ、物語の運びもおだやか。 タイトルどおり、デュマ・フィスは賢者然として淡々と話を進めます。 しかし遠まわしに言い訳がましいことを言っているあたり賢者じゃないな! 一人称小説らしいずるっこだ! そこがいいと思いますが。 また、作家を描いた小説は、書き手自身の作家観も投影されているのではないかと、つい深読みしてしまいたくなるのでした。 まあ落ち着いて読めるのでいいのではないでしょうか。
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