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新装版 とらんぷ譚(2) 悪夢の骨牌 講談社文庫
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新装版 とらんぷ譚(2) 悪夢の骨牌 講談社文庫

中井英夫【著】

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新装版 とらんぷ譚(2) 悪夢の骨牌 講談社文庫

定価 ¥639

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2010/02/12
JAN 9784062765855

新装版 とらんぷ譚(2)

¥605

商品レビュー

3.9

19件のお客様レビュー

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2026/08/07

悪夢の骨牌(1973年 平凡社)を書庫から引っ張り出してきて読了。 月を重ねながらのある種の旅日記。案内役は母娘と語り手の男。中盤まではこじんまりした印象の想いの翼に乗って。稲垣足穂や江戸川乱歩の翼の方が大きく優雅に飛ぶ。地べたを這うように右往左往してから終盤になってようやく離陸...

悪夢の骨牌(1973年 平凡社)を書庫から引っ張り出してきて読了。 月を重ねながらのある種の旅日記。案内役は母娘と語り手の男。中盤まではこじんまりした印象の想いの翼に乗って。稲垣足穂や江戸川乱歩の翼の方が大きく優雅に飛ぶ。地べたを這うように右往左往してから終盤になってようやく離陸。血の味がお好きなようなので、めふんを差し入れたくなる。発表から50年経過して軽い読み物となっているが「虚無の供物」同様に悪意は流れていて安心できる。その点では文芸的。それが無ければとうのたったジュブナイルだろう。時折りほうっと感じる言葉の使いまわしが現れるのが嬉しい。

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2024/12/10

中井英夫文学忌、黒鳥忌 タイトルに「黒鳥の〜」があったと思うけど ご本人さんがご自宅を「黒鳥館」と呼んでいたかららしい 1974年第二回泉鏡花賞 骨牌譚Ⅱスペードを 「虚無への供物」を読むには まだ早いかなと 雑誌「太陽」連載作品 目次にある月は 発行月ですね トランプのように...

中井英夫文学忌、黒鳥忌 タイトルに「黒鳥の〜」があったと思うけど ご本人さんがご自宅を「黒鳥館」と呼んでいたかららしい 1974年第二回泉鏡花賞 骨牌譚Ⅱスペードを 「虚無への供物」を読むには まだ早いかなと 雑誌「太陽」連載作品 目次にある月は 発行月ですね トランプのように13話 向田邦子さんの「思い出トランプ」が、似たような構成でおしゃれだなと思っていたけど もしかしたらこちらの方が数年古そう ゴシック調の洋館で開かれるサロン 令嬢の妖しい誘い 十人の客 二人の失踪 反現実から ふと現実へ戻るのかと思っても 再び異空間へ わかりません 耽美が好きとか言ってごめんなさい わかるのではなく感じれば良いのかという事で 最後の作者インタビューも もう少し中井作品を読まないとわからないし ただ、この方もっとクールな計算高い人かと思っていたけど それは少し間違っていたかも 影山修司を発掘し 三島由紀夫の原稿を取りに行き 太宰治とも交流を持ち 芥川龍之介とはご近所だった という その時代の文学と関わった方

Posted by ブクログ

2024/07/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

思ってもいない方向に話が進む、良い意味でつかみどころのない一冊だった。気づけば知らない道を歩いている気がして、何度も後ろを振り返るような読み方をした。 一番お気に入りなのは『薔薇の獄 もしくは鳥の匂いのする少年』だった。薔薇園で夢見心地の時間が過ぎ、この不思議で不気味な少年の正体が分かったとき、不可解な現象も認めざるを得なくなる。悲しく甘美な短編だった。 幻想と耽美の世界だと思って読んでいたら、いつの間にか時間旅行に惑わされている。昭和の戦後の風景が今そこで見てきたように生々しく、生き生きとした生命力も感じられて、突然そこに放り込まれた時間旅行者と同じ体験ができているのではないかと思った。 これを仕掛けた母娘は、真の意味では誰にも崇拝されていなくてひどく虚しい後味が残る。

Posted by ブクログ

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