いちばんじゃなくて、いいんだね。

松野明美【著】

• 販売会社／発売会社: アスコム
• 発売年月日: 2010/02/18
• JAN: 9784776205845

商品レビュー

2012/07/21

私のなかに、矛盾する２人の自分がいました。１人は、わが子と代わってあげたいと思う、母性の強い自分。もう１人は、明るく元気なイメージの「松野明美」に、病弱な子どもが生まれたなんて、絶対に人に知られてはいけない、イメージが崩れてしまうという、自分勝手な自分。２人の自分が、矛盾した存在であることは、わかっています。しかし、どちらの自分も本心であり、拭いようのない私の現実だったのです。

(本文より)

自分も大好きな熊本出身の松野明美さん。この本に出会うまで知りませんでした。テレビで見せるあの元気いっぱいの姿。なんて強い人なんだと今まで以上に好きになりました。

2010/08/29

1番じゃなければ意味がない、トップアスリートだった自分から、
決して1番にはなれないけど、周りを幸せにしてくれる存在を
愛しみ、守ることができる自分へ。
出産前後で全く異なる価値観を手に入れた著者。

テレビの企画を見て、もっとくわしく知りたかったので、
本書を即購入。

出産で、ここまで180度異なる自分に出会えるとは限らないけれど、
女性にとって、出産は自分が生まれ変わるくらいの
強烈な経験だと思う。
私は、新しい自分を受け入れることができるだろうか。

「苦しくなったら、立ち止まって自分のペースで走ればいい。」
松野明美さんの言葉が、大きな支えになるのは確かだ。