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死刑と無期懲役 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2010/02/10 |
JAN | 9784480065339 |
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死刑と無期懲役
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
現場で刑務官、そしての要職を務めた著者の貴重な死刑懐疑論。 死刑制度そのものに反対ではないが、死刑執行は慎重であるべきとされている。それは、死刑囚と生で接した経験から「人は変われる」という信念に基づいている。この言葉は重い。死刑執行に携わる刑務官の苦悩と苦労が赤裸々に語られて...
現場で刑務官、そしての要職を務めた著者の貴重な死刑懐疑論。 死刑制度そのものに反対ではないが、死刑執行は慎重であるべきとされている。それは、死刑囚と生で接した経験から「人は変われる」という信念に基づいている。この言葉は重い。死刑執行に携わる刑務官の苦悩と苦労が赤裸々に語られている。 形而上学的な死刑賛成論に対するアンチテーゼになっている。
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死刑を刑務官の立場からとらえたものである。私たちの知りえない事実が書かれており、興味深い。 刑務官は死刑囚と密接な関係をもち、精神的な安定を導くための諸活動を行う。一方で死刑執行時は場合によっては抵抗する死刑囚を刑場に送り込まなくてはならない任務を負っている。その苦悩が本書に...
死刑を刑務官の立場からとらえたものである。私たちの知りえない事実が書かれており、興味深い。 刑務官は死刑囚と密接な関係をもち、精神的な安定を導くための諸活動を行う。一方で死刑執行時は場合によっては抵抗する死刑囚を刑場に送り込まなくてはならない任務を負っている。その苦悩が本書にはあふれている。 後半には死刑執行が死刑囚本人の事情だけではなく、社会の動向に左右されて行われることに疑問の目が向けられている。死刑という極限の行動の現場に立ち会うことの想像を超える苦悩が本書には描かれている。
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犯罪者がいれば、必ず被害者と加害者がいるわけで、本書は加害者が入る刑務所、拘置所に勤務した実体験からくる犯罪の罰についてのまとめた本だと思う。被害者感情にはほとんど触れていないので、その点は立場上仕方ない。 内容は、4部構成で、死刑の実際、死刑囚の生活などをまとめた第一部死刑、...
犯罪者がいれば、必ず被害者と加害者がいるわけで、本書は加害者が入る刑務所、拘置所に勤務した実体験からくる犯罪の罰についてのまとめた本だと思う。被害者感情にはほとんど触れていないので、その点は立場上仕方ない。 内容は、4部構成で、死刑の実際、死刑囚の生活などをまとめた第一部死刑、無期懲役・終身刑をまとめた第2部、冤罪になってしまった、なりやすい人などをまとめた3部、人は変われるとした4部になっている。 拘置所や刑務所にいれば、やはり人は変われるという前提に立たないと仕事にならないだろうし、逆に言えばそれがあるからこそ日々の仕事もできると思う。人間を性善説にとらえるか、性悪説にとらえるか、結論が出ないのではないだろうか。
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