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離婚で壊れる子どもたち 心理臨床家からの警告 光文社新書
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離婚で壊れる子どもたち 心理臨床家からの警告 光文社新書

棚瀬一代【著】

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離婚で壊れる子どもたち 心理臨床家からの警告 光文社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2010/02/20
JAN 9784334035501

離婚で壊れる子どもたち

¥220

商品レビュー

4.2

13件のお客様レビュー

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2024/01/26

離婚において、子どもに与える影響が事例に分かれ、取り上げられている。先進国では日本が唯一単独親権で、共同親権のアメリカや韓国の事例など、今の日本で議論されている「単独親権のまま」か「共同親権」か決めていく過程において、非常に参考になる著書。 いずれにしても子を育てる立場にある親の...

離婚において、子どもに与える影響が事例に分かれ、取り上げられている。先進国では日本が唯一単独親権で、共同親権のアメリカや韓国の事例など、今の日本で議論されている「単独親権のまま」か「共同親権」か決めていく過程において、非常に参考になる著書。 いずれにしても子を育てる立場にある親の勝手で子どもが不幸になることはあってならないし、いかに子ども中心でこの議論が進められるかが鍵だ。 端々に著者としてのメッセージが散りばめられており、それをきちんと論理的に語られており、理解しやすく読みやすい。

Posted by ブクログ

2023/06/07

10年以上前の本だがとても勉強になった。 夫婦目線の本ではなく子供目線の本。 この本は決して、離婚は子供に悪影響があるから踏みとどまりましょう、と言う内容ではなく、日本でも3組に1組は離婚している現状において、離婚を前提にしながら離婚が子供に与える影響、特に共同親権について書かれ...

10年以上前の本だがとても勉強になった。 夫婦目線の本ではなく子供目線の本。 この本は決して、離婚は子供に悪影響があるから踏みとどまりましょう、と言う内容ではなく、日本でも3組に1組は離婚している現状において、離婚を前提にしながら離婚が子供に与える影響、特に共同親権について書かれている。また、前半の発達心理の部分も分かりやすく勉強になる。 日本では離婚は夫婦の別れ=親子の別れとなっているが、片親から引き離された子供の傷は永遠に癒えることはないとの事。子供にとっての最高の親は両親である。たとえDVやアルコールや薬物依存の親であってもだ。海外では親教育プログラムを行ったりカウンセリングを積極的に行い、子供だけでなくDV親を援助する仕組みを作ってなるべく親と交流できるようにしている。子供の健全な発達には実の両親が欠かせない。 この本の中では海外、主にアメリカでの事例や研究が書かれているが、共同親権にしてもいかに日本が遅れていて、子供の気持ちを尊重していないかがわかる。 法制度上日本は単独親権なので別居親を疎外(片親疎外)をよりし易くなってしまう。別居親の悪口を吹き込んだりして意図的に片親疎外するのは、子供に対する心理的虐待だということに気付かされた。反対に海外では、いくら別れた相手を恨み憎んでも、子供の養育は両親が関わるよう努力していると書かれてあり、日本の親は親権親、別居親共に未熟であると感じてしまった。制度上関わらざるを得ないようにしなければ無責任に親を放棄し易くなってしまう。 一方で、制度が無ければ親と子の関係も簡単に切れてしまうのかと悲しい気持ちにもなる(もちろん離婚しても子供を大切にする人の方が多いと思うが)。 子供を作った以上は、たとえ離婚しても親としての責任をしっかり果たさなければならない事を胸に刻みたい。

Posted by ブクログ

2021/07/12

「最良の親は、両親です」というアメリカの裁判で語られた言葉というのが、印象的だった。それは離婚を思いとどまれ、というのではなく、離婚したあとであっても、両親として子どもと接しろという話だ。子どものことを考えると、大切なことだと思う。 仕事の関係で読んだ。いろいろ考えさせられるな...

「最良の親は、両親です」というアメリカの裁判で語られた言葉というのが、印象的だった。それは離婚を思いとどまれ、というのではなく、離婚したあとであっても、両親として子どもと接しろという話だ。子どものことを考えると、大切なことだと思う。 仕事の関係で読んだ。いろいろ考えさせられるな。日本の状況は、諸外国に比べると、特にアメリカと比べるとまだ離婚を伝統的な家族形態からの離脱、つまりネガティブなものととらえていると感じられる。まぁ、たいへんなことではあるんだろうけどさ。ハードルをあげておいて、なるべくそういう状況に陥らないようにするというのは、ある意味社会の知恵なのかもしんないが、もう時代は変わりつつあると思う。子どものことを考えると、もう少し変化があってもよいのではないか。

Posted by ブクログ

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