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天皇とアメリカ 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2010/02/22 |
JAN | 9784087205329 |
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天皇とアメリカ
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天皇とアメリカ
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
難しかった…。面白くないのではなくて俺の読解力不足…。 アメリカは天皇(制)を利用し、日本は国体維持のためそれを受認した。悪いことでは決してない。
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天皇は英語では昔はpopeだった。 「天皇」という名称自体、幕末に至るまでほぼ900年にわたって使われてはいなかった。「院」と呼ばれた。1840年に没した光格天皇において、初めて「天皇」号が復活。1925年、政府は過去の「院」をすべて「天皇」とすると決定。廃仏毀釈の際、全国の小さ...
天皇は英語では昔はpopeだった。 「天皇」という名称自体、幕末に至るまでほぼ900年にわたって使われてはいなかった。「院」と呼ばれた。1840年に没した光格天皇において、初めて「天皇」号が復活。1925年、政府は過去の「院」をすべて「天皇」とすると決定。廃仏毀釈の際、全国の小さな神社を統廃合することが進められ、20万から12万に激減。国家にとって不都合な伝統はつぶされていった。 森有礼は、キリスト教の思想を浴びた影響で、神と個というキリスト教的関係を「天皇と臣民」という国家的な関係に置き換えていった。 マッカーサーは天皇をキリスト教にしたかったが、GHQ諜報局長エリオット・ソープに反対された。なぜなら、カトリックにするならプロテスタントから反対され、逆もまたしかりだから。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
例えば鶴見俊輔の「天皇百話」などで戦後の象徴天皇制の歩みをたどると、薄ぼんやりと見えてくるものがある。それをアメリカの影ということもできるし、アジアとの関係で言えば戦前の大東亜帝国の残影ということもできるだろう。丸山政男の「顕教・密教」の例えにならえば戦後の天皇制の顕教は「平和を祈る天皇」であり、密教こそまさに「アメリカの影としての天皇」であった。 本書は天皇とアメリカの表裏一体・不即不離ともいえる関係をこれ以上ないというほど明晰に語りきって余すところがない。論文ではおそらく筆が鈍る部分もあったかもしれない。対談という形式が生きたと思う。 印象に残ったフレーズを少し紹介する。 「アメリカは、アメリカによって支配された国のナショナリズムを認めるだけでなくて、意図的にその推進、育成をした唯一の帝国である。(テッサ)」 「新米的な権威主義政権が、今度は植民地主義の忘却を支えていく複雑な構図が見えます。(中略)日本はそれらの国々と、みずからが侵略した過去には正面から向き合わないまま、戦後の関係を結ぶことができた。(吉見)」 「日本からオバマのようなリーダーが登場するとしたなら、それはきっと沖縄からではないでしょうか。 (テッサ)」
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