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吸血鬼 お役者捕物帖 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2010/02/05 |
JAN | 9784022645395 |
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吸血鬼
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
「吸血鬼」というタイトルなんでどんな内容かと思えば、江戸を舞台にした捕物帖。現代風に言うと探偵ものですね。しかも主人公は絶世の美女(?)の女形。 内容は短編が8本。読み進めるとなんだか、テレビの連ドラを見てるみたいだなぁ、と思ってましたが、作者もそのつもりで書いたのだとか。1つ1...
「吸血鬼」というタイトルなんでどんな内容かと思えば、江戸を舞台にした捕物帖。現代風に言うと探偵ものですね。しかも主人公は絶世の美女(?)の女形。 内容は短編が8本。読み進めるとなんだか、テレビの連ドラを見てるみたいだなぁ、と思ってましたが、作者もそのつもりで書いたのだとか。1つ1つは、サクサクとカタが付くのですが、本1冊を通して裏を流れている話がある、という感じですね。この本の続きに「地獄島」という長編が控えていて、そこでこの「吸血鬼」で撒かれた謎が解明される、ということになっているそうです。(早速「地獄島」も買ってみました。) この話は昭和58年(1983年)頃に書かれたもので、1983年というと、栗本薫30歳です。例によって後書きがついているのですが、なんだか「若さ」が感じられて、ちょっと可愛いです。(^_^;)
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栗本さんの時代物は「元禄無頼」(時代物と言っていいのか?)の衝撃がスゴかったので、恐々ながら、読了済み知人の後押しもあり読んでみたら『あら、キャラの立った面白い捕物帖も書けるんじゃない^^』と、ホッとしました(やっぱりどうしてもアッチ方面へ傾きそうな気配はあるが)。人物の言葉遣い...
栗本さんの時代物は「元禄無頼」(時代物と言っていいのか?)の衝撃がスゴかったので、恐々ながら、読了済み知人の後押しもあり読んでみたら『あら、キャラの立った面白い捕物帖も書けるんじゃない^^』と、ホッとしました(やっぱりどうしてもアッチ方面へ傾きそうな気配はあるが)。人物の言葉遣いも江戸っぽくそれらしくって良いです。(でもト書きの「アリバイ」ってどうよ?)すっかり夢之丞の虜になった所で、次巻へつづく…の、あの引きは( ̄△ ̄;)次、買っておいて良かった。
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- ネタバレ
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著者の後書きで、栗本薫が時代物が好きだと知りました。 特に、捕物帳が好きとのこと。 なるほど、本作品は、私立探偵のような、役者が、 捕り物の手助けまたは間違いの指摘などをしている。 栗本薫の時代物のなかでも、とくに、とても読みやすかった。 ちょうど、赤川次郎の「鼠」ものとの共通部分を見いだしたような気がしました。
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