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砂の城 鬼貫警部事件簿 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2010/02/08 |
JAN | 9784334747350 |
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砂の城
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砂の城
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鳥取砂丘で見つかった女の他殺死体。容疑者探しは二転三転するものの、ひとりの画家が浮上する。その画家は、京都で起きた別の殺人事件にも関わっている可能性があることが判明するが、2つの事件のどちらにも鉄壁のアリバイがあった。鳥取県警の刑事、京都府警の刑事が警視庁の刑事と連携して、アリバ...
鳥取砂丘で見つかった女の他殺死体。容疑者探しは二転三転するものの、ひとりの画家が浮上する。その画家は、京都で起きた別の殺人事件にも関わっている可能性があることが判明するが、2つの事件のどちらにも鉄壁のアリバイがあった。鳥取県警の刑事、京都府警の刑事が警視庁の刑事と連携して、アリバイを崩すための地道な捜査を続けていくが、難航し、鬼貫警部にアリバイの再検討が託される。鬼貫警部が登場するのは、物語の4分の3が過ぎてからで、読んでいる最中は鬼貫警部シリーズだと思っていなかった。 東京―鳥取間の移動に関するトリック、鞄の鍵と週刊誌によるアリバイトリックはいずれも魅力的であり、京都の殺人事件の動機に関する謎もあって、引き込まれる内容であったが、そのトリックの中身はどちらも抜け道のような手法であり、拍子抜けした。東京―鳥取間の移動に関するトリックに関しては、時刻表を読み解いて、答えを考えるべきものであったが、時刻表が離れたページにばらばらに載っていたこともあって、そのような気持ちが起こらなかった。 話の膨らませ方、展開の仕方が上手で、読み物として、十分に楽しめる作品であった。
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時代背景がわかんなくていまいちぴんとこないとこもあったけど、ミステリとしてはおもしろかった。 旅のお供にもってったんだけど、移動中ずっと読んでた。
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未読だった鬼貫警部もの。 正統派時刻表ミステリの傑作。犯人がかなり周到な人物で、アリバイを二重三重に用意しているので、刑事との攻防が楽しい。崩せそうで崩せないいくつものアリバイがもどかしい。くくー。やっぱり鮎川哲也の時刻表ミステリはうまい。もう「鮮やか」の一言です。 また寝台...
未読だった鬼貫警部もの。 正統派時刻表ミステリの傑作。犯人がかなり周到な人物で、アリバイを二重三重に用意しているので、刑事との攻防が楽しい。崩せそうで崩せないいくつものアリバイがもどかしい。くくー。やっぱり鮎川哲也の時刻表ミステリはうまい。もう「鮮やか」の一言です。 また寝台列車が頻繁に出てくるのも楽しい。 最近の寝台列車は「旅情を楽しむ豪華寝台」路線だけれど、この頃は普通に長距離で利用されていたんだよなぁ、としみじみ。寝台列車はコドモの頃に「あけぼの」に数回乗っただけだけど、狭いB寝台でも楽しかったなぁ。今でもあのときのワクワクした気持ちが思い出せる(って、その「あけぼの」ももう定期運行されなくなっちゃったね・・・)。 これだけネットが発達してしまうと、冊子の時刻表を手に取ったことのない人も大勢いるでしょうし、時刻表ミステリを新たに書く作家さんもいなくなってるのかな。このジャンルは風前の灯だろうか・・・でも時刻表を見て「あぁでもない、こうでもない」ってやるのはものすごく楽しいんだけどね。・・・って、なんだか寂しくなってきたな。
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