初歩からわかる新大陸のワイン入門 主婦の友ベストBOOKS

種本祐子【監修】

• 販売会社／発売会社: 主婦の友社
• 発売年月日: 2010/02/01
• JAN: 9784072682289

商品レビュー

2023/04/27

ニューワールドワインをざっくり知りたいのであれば有益な本だと思う。
アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・チリ・アルゼンチン・南アフリカ・日本ワインのそれぞれの特徴と有名な地域を説明し、その後具体的なワインを紹介する構成。

しっかし、出版されたのが2010年なので、掲載されているワインがかなり古いのが残念。
2006年のビンテージはさすがに2023年で手に入れるのは難しい…
とはいえ、新世界のワインはビンテージでなければリーズナブルなので、ワイン紹介ページの生産者を元に、新めのワインで美味しいものを調べたい

おそらく筆者の趣味が理由だが、アメリカのページが長かった。
アメリカといえば、カリフォルニア（ナパ）やワシントンのワインというイメージがあったが、オレゴンやニューヨークも有名だとは知らなかった。
アメリカのページで紹介されていた、「サイドウェイ」というロードムービーに興味が湧いた。

オーストラリアが今回この本を読んだ目的。（オーストラリア旅行をするため）
オーストラリアワインとなると、やはり南オーストラリア州かと思ったが、私の訪問したNSW州のハンターヴァレーもしっかりと紹介されていた。

ニュージーランドが南半球のドイツと言われているとは知らなかった。
ニュージーランド産のソーヴィニヨンブランとか飲んでみたい。

チリワインは安うまという印象のみ漠然と持っていたが、〇〇ヴァレーのようにきちんと地域があると知って勉強不足を感じた。
アルマヴィーヴァってこの頃12,000円だったのか…
物によるのかしら、先日飲んだものが1本2万円程だったので驚いた…

アルゼンチンはもしかすると飲んだことないかも。
開拓の余地がありそう。
ワイン生産量で世界第5位、ワイン消費量で世界3位は知らなかった。
たしかに南アメリカの人ってよく飲みそう（個人が抱くイメージですが…）

南アフリカワイン。これは好き。ピノタージュがよき。
水天宮前の「アフリカー」で購入し、いただいたことがあるが、複雑な味わいが非常に美味しかった。
アフリカのワインが多数置いてあるのはアフリカーくらいなので、アルリカーに行きたい。

日本ワインはよく知っていると思っていたが、島根の奥出雲にワイナリーがあることは知らなかった。
日本ワインといえば、北海道・新潟・山梨・長野だろうと思っていたが、山形や栃木ら岡山も紹介されていて気になった。