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戦国廃城紀行 敗者の城を探る
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2010/01/30 |
JAN | 9784309225227 |
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戦国廃城紀行
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
■2010年1月初版本。23年以上前の紀行本なので、今は様子が多少違うかもしれない。 ■それでも、こういう廃城を巡って、武将たちの息づかいを感じ取りつつ、その城にまつわるエピソードをまじえて読むと、とても味わいがあって、紀行本はいいなと思ってしまう。
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廃城の数々のドラマが描かれている。筆者の思い入れのある小西行長の箇所はとくに興味深い。 歴史は勝者がつくるものなので、こういう切り口の本を不定期でも読むことは平衡がとれてよいとあらためて感じた。
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今はやりの古城を訪れるシリーズだなあ、と思いながら手にとったのだけど、その中に二人のキリシタン大名がいたので読んでみる事した。 特に小西行長、彼が現熊本県宇土市に築いた宇土城については何も知らなかった。 加藤清正は今も熊本城に象徴されるように、県の英雄のよう。それに引きかえ、なの...
今はやりの古城を訪れるシリーズだなあ、と思いながら手にとったのだけど、その中に二人のキリシタン大名がいたので読んでみる事した。 特に小西行長、彼が現熊本県宇土市に築いた宇土城については何も知らなかった。 加藤清正は今も熊本城に象徴されるように、県の英雄のよう。それに引きかえ、なのである。 関ヶ原で斬首された彼の墓は今もって何処にあるのか判らない。近代的な城下町をもつ宇土城も関ヶ原での敗戦のため、跡形もない。 キリスト教を広めようとしたため、神社仏閣を破壊したといわれ、宇土城跡地に銅像をたてた後もしばらくは囲いで覆われていたという。 でも、熊本城にある宇土櫓はこの宇土城から移築されたものではないかと言われる程の城でもあった。 豊臣家のもとで実務派として発揮した頭脳は城の建築にも生かされていた。 草茫茫で蛇と戦いながらの発掘調査のおかげで様々な事が判り、公園として整備されている現在、筆者同様、小綺麗に整備された公園よりも、草茫茫のなかに、彼の夢や野望が渦巻いていたのではないかと、彼が見た先は遠く海の彼方。徳川氏によってさらに抹殺された彼の生涯の地を訪れたくなった。 もう一人は高山右近です。
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