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機動戦士ガンダムUC(1) ユニコーンの日 角川スニーカー文庫
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機動戦士ガンダムUC(1) ユニコーンの日 角川スニーカー文庫

福井晴敏【著】, 矢立肇, 富野由悠季【原案】

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機動戦士ガンダムUC(1) ユニコーンの日 角川スニーカー文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2010/01/29
JAN 9784044748050

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商品レビュー

3.9

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2024/06/06

 祈りが可能性になるか呪いになるかは何によって決まるのだろうか。  絶望しそうな中でも希望を失わないことかもしれない。絶望が優勢になれば、祈りは呪いに変わるか。  しかし、不安への対処として起きる「〜ねばならない(呪い)」が生むのは分断と差別だ。それは争いの火種となる。シャアや...

 祈りが可能性になるか呪いになるかは何によって決まるのだろうか。  絶望しそうな中でも希望を失わないことかもしれない。絶望が優勢になれば、祈りは呪いに変わるか。  しかし、不安への対処として起きる「〜ねばならない(呪い)」が生むのは分断と差別だ。それは争いの火種となる。シャアやジャトミフ、ハマーン、カガチは絶望した側であり、暴力による強制で人を無理やり淘汰、コントロールしようとした。ニュータイプを作ろうとしたのだ。だがそれはどこまでいっても強化人間だろう。故にそうされた側は精神の変調をきたす。  ではこの際いう希望とは何のことだろうか?  それは、ヒトは「善き人ホモ・サマリタント」にいつかはなれるという期待だろうか。それを未来に託せる思い、それが持てるかどうか…だろうか。たとえ自分たちの世代で到達できなかったとしても…君等に託す…と。  作中では若者(バナージとミネバ)は可能性を信じ老人(フル・フロンタル)はこれを信じられなかった(その結果が、地球排除のサイド共栄圏構想。排除と分断だ)。  ただ恐らくこの「善き人」とは、覚悟して「なる」と決めるものだろう。隣人には「なる」のだ。beではなく、become…「ある」のではなく「なる」だ。父と曽祖父がユニコーンとラプラスの箱を託せたのは、善き人にはなれなくても、その希望を繋ぐことを決めたからだ。善き人であろうと最後まで努めたのだ。未来へと託す想い、その中で自分の役割を理解し、何をすべきかを決めることこそが覚悟であり、「善き人ホモ・サマリタント」への道ではないか。  下の世代が決めたことであれば、それがどんなにおかしく見えても受け入れるしかないのかもしれない。それが大人としての役割、老人のできる種への貢献のように思う。  可能性を守る二匹の獣、ユニコーン希望の象徴とバンシィ嘆きの象徴。可能性は守り、受け継がねばならない。たとえ嘆こうとも、希望を捨てず。…この2つの感情は分け難くセットなのだ。だからなのか…「それでも!」が繰り返されるのは。嘆く、それでも!希望は捨てない!と「決めた」 「去ってしまった者たちから受け継いだものはさらに『先』に進めなくてはならない」これが人間讃歌…ここへ繋がるのか。  未来に希望をつなぐことだけが、今生きている=死にゆく人間にできる最大の種への貢献ではないだろうか。君等に託す…その思いとともに死ねること。 バナージの2つの台詞  「人の未来は人が作るものだ。人は弱くて、不完全で…だから託すんだ!託されて歩き続けるんだ!どんなに辛い道であっても!」  「ニュータイプが新たな人の形であるなら、それを見分ける力は、今の人間にはないと思います。だから、俺や彼女があなたが求める資質を持っているかどうかなんてわからないし、何が最善かもわかりません。でも…それでも、その先にあるもの、一人の人間として、人を、人の持つ可能性を俺は信じたい!」  未来を正しく予想した上で、我を捨て去るほどに合理性を持って対処できる、そんな洞察力をもった人間、それをニュータイプと言うのであれば、それはきっと「生まれてくる」ものだろう。意図して生む=作り出すものではない。そして自分はなれない…が、なろうと努めることはできるものだとは思う。この生み出せはしない、しかしなろうと努力はできるという、中動態であることを受け入れた先にある意志(覚悟)の中に「becoming ニュータイプ」の道がある。到達はできない、それでもその道の中に居続けようとすること、それこそが人間にとっての幸福、その寄り処になるような気がする。  ニュータイプ・ビギニングは、己の覚悟の中に常にある。問題は、その方向性だ。間違えないための対話、確認のための対話。故に対話の機会を捨ててはならない。言いっ放し、聞きっぱなしの精神性の中での対話が欠かせないのはこのためだろう。

Posted by ブクログ

2014/06/21

流石は小説、アニメでは描ききれない部分が随所にあり、それだけで満足いく。 また各所で原作ならではのアニメとの違いがたまらない(笑)。

Posted by ブクログ

2013/11/22

ユニコーンガンダム文庫版第一巻。 そもそもの始まりからバナージとオードリーの出会いが描かれている。アニメで観ているが、背景などは小説の方が良く解る。 単純に楽しむならアニメの方が向いてるけど、小説も絵では描けない部分も書けるという違う楽しみがある。

Posted by ブクログ

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