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タタド 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/01/28 |
JAN | 9784101307817 |
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タタド
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タタド
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商品レビュー
3.7
12件のお客様レビュー
『タタド』では別荘に集まった四人が東京で抑えていた理性を解放する過程が描かれているが不思議と醜く感じない。人間の思考や本能について訥々と語られる著者の文体によるところが大きいのだろう。『波を待って』で出てくる波は寄せて返す文体を表彰しているかのようだ。『45文字』でも言えるように...
『タタド』では別荘に集まった四人が東京で抑えていた理性を解放する過程が描かれているが不思議と醜く感じない。人間の思考や本能について訥々と語られる著者の文体によるところが大きいのだろう。『波を待って』で出てくる波は寄せて返す文体を表彰しているかのようだ。『45文字』でも言えるように、3遍は男女の複雑な関係について写実的に描かれている。端的に言葉で表すとどうしても空々しく感ぜられる感情が、著者の文体をもってすると長い年月によって刻まれる皺よろしく厳然と表される。その裏側が、文字が浮かんでいる表側から垣間見える過程が快感に感じた。
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初めての作家。 確かに好みだが、今一つ深く入り込めない。 集中してるつもりだが、ポツポツ意識が現実に戻される。 短編集だからか。 ただ、集中力が無いだけか? でも、面白そうな作品に当たりそうな気もするので長編を、読んでみようかとも思う。
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海の近くの物語。人生には波に弄ばれるように、不安と背中合わせの快楽にどうしようもなく溺れてしまう瞬間がある。それに名前をつけようとするのは無駄である。それはまさに名前を失くすことの快楽だから。
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