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Ex-formationはだか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2010/01/25 |
JAN | 9784582620481 |
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Ex-formationはだか
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2008年度原研哉ゼミの卒業・修了制作展の作品を収載する。 「Ex-formationとはInformationの対義語として考案した造語」「既知なるものを未知化する、つまり既に知っているはずだと思っているものを、少し根源の方に戻して、まるでそれに初めて触れるかのような新鮮さとと...
2008年度原研哉ゼミの卒業・修了制作展の作品を収載する。 「Ex-formationとはInformationの対義語として考案した造語」「既知なるものを未知化する、つまり既に知っているはずだと思っているものを、少し根源の方に戻して、まるでそれに初めて触れるかのような新鮮さとともに味わい直してみるという実験である」(Prologueより) 遠藤楓氏の「でべそ」のリカちゃん人形にインパクトがあって、手に取った。人形にコンプレックスが付与されるだけで、こうも親近感が湧くのか。どのバージョンも面白いが、顔はリカちゃんのままなので、醜悪過ぎず安心して見られる。 ただ、「筋肉質」バージョンはもっと誇張してマッチョにしてよかったと思う。リカちゃんはもともとが痩身なので、これでやっと標準的な肉付きになったかな、という印象だった。 横倉いつみ氏・横山恵子氏の「はだかの少女漫画」は、少女漫画のすべての登場人物をはだかにした。あまりにシュールでなんだか見ていられない。題材となる作品がもともと簡素にデフォルメされた画風なので、そのままの画風ではだかにしても、エロティックにならないのは当然という気もする。青年漫画なら趣が違うかもしれない。 最も好きなのは、村上幸江氏の「パンツ・プロジェクト」。あらゆるものにパンツをはかせて、全く新しい一面を見せてくれる。パンツ自体が小さくてかわいくて、おまけに履き心地がよさそうな素材。 秀逸なのはピーマン。表面のうねりが背筋のくぼみのようで、なんともエロティックな腰つき。フォーク/スパナは、パンツによって金属の冷たさや刺々しさがなくなり、一気に和む。 藤川幸太氏・船木綾氏の「おしり」は、どれも商品化されたら買ってしまうかもしれない。ハートに間違われない、絶妙なフォルムがいい。特に「おしりに火がつく」マッチがほしい。
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読みたいと登録してから5年、ようやく読むことができた。 「人は何をみて“はだか”と思うか」という論考かと思っていたら、美大生の実践的な演習のまとめだった。 名前や情報、いわゆる「手垢」のついている、ふだん見慣れた品物を「はだかにする」、もしくは通常“はだか”とは思われていない...
読みたいと登録してから5年、ようやく読むことができた。 「人は何をみて“はだか”と思うか」という論考かと思っていたら、美大生の実践的な演習のまとめだった。 名前や情報、いわゆる「手垢」のついている、ふだん見慣れた品物を「はだかにする」、もしくは通常“はだか”とは思われていない「はだかに見せる」ことに学生が挑戦する。 ふだん、言葉で考えることに偏りがちなので、どの作品にも驚きを感じた。 デザイナーや現代アートの表現者は、常識を覆す発想とそれを具現化する技能を求められるのだろう、ということはわかる。同じ課題を自分の頭と手では提出できそうにない。
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ひとつのテーマに様々な角度からアプローチする 武蔵美・原研哉ゼミの卒制の本。 「情報を脱ぐ・捨てる」=「ハダカという状態」 っていう考え方が面白かった。 身の回りには存在することが当たり前過ぎて、 そのもののハダカの状態を別段深く考えもせずに 見過ごしていることがあまりにも沢山...
ひとつのテーマに様々な角度からアプローチする 武蔵美・原研哉ゼミの卒制の本。 「情報を脱ぐ・捨てる」=「ハダカという状態」 っていう考え方が面白かった。 身の回りには存在することが当たり前過ぎて、 そのもののハダカの状態を別段深く考えもせずに 見過ごしていることがあまりにも沢山あるんだなぁと。 目から鱗ってこういうこと? ひとつの課題なりテーマなりにへとへとになるまで エネルギーを使って向き合った学生時代が懐かしい。
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