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平城京に暮らす 天平びとの泣き笑い 歴史文化ライブラリー288
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
| 発売年月日 | 2010/02/01 |
| JAN | 9784642056885 |

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平城京に暮らす
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商品レビュー
4.3
8件のお客様レビュー
出土木簡を中心とした考古資料の分析から、下級官人を始めとした民衆生活の様々な断面を紹介する内容。平城京での日々の暮らしや役所務めのリアルな空気感が感じられてとても面白かった。
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木簡を、燃やさずに捨てた当時の庶民に感謝! それを発掘して、 分類・解読・検証している学者さんたちに感激!
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平城京に暮らす庶民、主に下級官人に焦点を当てて彼らの生活を探って行こうとする本書。 著者はしばしば、「古代の人々、特に庶民がどのような暮らしをしていたのか、それが知りたいのです」という質問を受けるらしい(本文p24)。とはいえ古代研究にはそもそも資料が少なく、文字資料はあっても...
平城京に暮らす庶民、主に下級官人に焦点を当てて彼らの生活を探って行こうとする本書。 著者はしばしば、「古代の人々、特に庶民がどのような暮らしをしていたのか、それが知りたいのです」という質問を受けるらしい(本文p24)。とはいえ古代研究にはそもそも資料が少なく、文字資料はあっても法律や制度に関わるものばかりで、庶民の生活について書かれたものなどほとんどない。なのでかろうじて残された木簡や、考古学的な発掘調査を合わせつつ、探偵が推理するかのように当時の生活を推察し情景を紡いでいくほかない。「古代史を学ぶ者にとって、これほど答えようのない質問も少ない」らしい。それでも著者はこの本を通して、当時の名もない人々が「どうやって」暮らしていたか、真摯に答えようと努力してくれている。 文章は学術論文的な堅苦しさもなく、普通に読み物として読めるくらいに読みやすい。ただ内容を理解するには中学・高校程度の奈良時代の歴史知識は必要かも。特に律令、さらにいえば税規定のあたり。本書で語られる「庶民」にダイレクトに関わってくる部分なので。 さて、先ほども書いたが当時の庶民がどうやって生活していたか、についての明確な答えはほとんど存在しない。本当に探偵のように証拠(発掘資料)から推理するような形で本書は進んでいく。なので、この本の解釈だけを真実と思うのは危険だと思う。 たとえば、下級官人たちが休暇を取得する際の理由に浄衣(仕事着)の「洗濯」がよく挙げられていたそうだが、他の本では彼らが着たきり雀で替えの浄衣を持っていなかったために洗濯する時に休暇が必要だった、という解釈だったのに対しこの本では休暇を取りやすい口実だったのではないか、という解釈が与えられていた。 どっちが本当なのか、あるいはどっちも本当なのか? 答えは現代の我々の誰にもわからない。いろいろな著者の本を読んだ上で自分で暫定的に答えを決めるしかないのだろう、と思った。
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