ゲストも満足！100万円で理想の結婚式を挙げる法 パック料金の40%でできるブライダルプラン

森新之助【著】

• 販売会社／発売会社: ダイヤモンド社
• 発売年月日: 2010/01/15
• JAN: 9784478012550

商品レビュー

2022/03/17

超おすすめです。
この本の内容、ブライダル業界の人泣かせな気もするが、後書きを読んで、挙式を増やすという意味でももう少しブライダル業界の価格設定などは見直したほうがいいのではないかと思った。
著者のメッセージが業界の人に伝わってほしい。

ブライダル業界のビジネスモデルを理解した上で、クオリティを下げず費用を抑えるかを追求した本。
一部めんどくさそうと思ったところもあったが、交渉のところなどめっちゃ参考になった。

以下、自分向けの備忘録。
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費用を抑えるポイントとしては3つ。
①外注②値引き交渉③自作

前提としてブライダル業界はリピート率が低く、単価が高い。顧客も限られている。
そのため広告費がめちゃくちゃかかる。
広告かけてるところは広告費も乗せられてるので注意が必要。
そしてとにかく契約を取るため囲い込もうとしてくる。
契約前の値引きの提示に踊らされてはいけない。

結婚式をする上で妥協してはいけないのが会場と料理。
一番目につくし、常に身近にあるものだから。
他は外注でもOK。面倒なところは手間賃を払うつもりで式場に任せてもいい。
料理は試食すること。

パックは仏滅専用パックなど特殊なものを除くとお得でないことが多い。内訳を確認するのが大事。
会場決定後が最も値引き交渉がしやすいタイミング。
決定後の交渉は難しい。
式場も外注も前払いはダメ。
見積もりにない費用を請求されたら折れない。

交渉にあたっては式場で原価がかからない点が良い。
例えば持ち込み料や親族控室使用料など。
予算が少ないからかなりの部分を持ち込みや自分たちで用意しようと思っていると伝えておく。
式場が顧客を紹介することで報酬をもらえるもの（提携業者の紹介）は費用がかからない招待状や引き出物で受けておくといい。
とにかく金額の多いもの中心にコストカットする。
値引き交渉はお上品に行う。

カメラマン外注時にはたくさん写真を見せてもらったりするといい。動いているものを撮ることが苦手なカメラマンもいる。
司会者も直接頼むといい。

二次会は飲み放題なしがいい。

2020/12/03

今後結婚式を控えているので、少しでも安く満足度が高い結婚式をするためにはどうしたら良いか考えるために読んでみた。
自分たちがどこに重きを置いて結婚式をするのかが重要だなー。

2018/12/30

結婚式は高すぎる。そして、人生でそう何度もするものではないためどうしても情報の非対称性が強く、ウェブサイトや雑誌も業界が有利になるような意見を形成するよう露骨にコントロールされたものがほとんど。少しでも安くするための情報を得たいと思い本書を読んだ。

結婚式についてあまりまだよく知らない段階で読んだこともあり、コストカットの方法だけでなく、全体的にどういった費用がかかってくるのか、何が高価なのか、というような点についても知ることができ有益だった。特に、著者が実際に挙げた2回の結婚式の費用のテーブルを見ることができ、大変参考になる。業界の構造についても少し知ることができ、逆にお金をかけるべきポイントについてのアドバイスもあるのが好印象。単なる費用ではなく、労力を加味したコスパで常に考えている点も良い。

一方で、残念ながら、本書で紹介されているコストカットのテクニック自体は、自分はほとんど活用を断念せざるを得なかった。本書のコストカットのテクニックの中核は外注・持ち込みである。本書が約10年前の本であり状況が違ったのか、検討していた式場の種別の違いかわからないが、ほぼ全ての式場で、大幅なコストカットが見込める項目の外注・持ち込みには多額の持ち込み料がかかると言われ、非現実的な選択になるよう設定されていた。ただし、こういった点を事前に確認したり、色々と聞き出して交渉条件に使ったりできただけでも、有益であったと思う。