パティシエは最強の魔術師です。 一迅社文庫アイリス

いわなぎ一葉(著者)

• 販売会社／発売会社: 一迅社
• 発売年月日: 2010/01/01
• JAN: 9784758041348

商品レビュー

2015/05/09

お菓子作りが好きな主人公は、突如として異世界に。
そこは、非常に不思議な世界だった。

パティシエになってくれ、という事で
お菓子が出てくる出てくる。
非常に美味しそうで、想像してはいけない状態。

命を狙われていますが、それほどにも危機は…ない？
引く手あまた状態なので、別の危険も？
主人公以外女性がでてこないので
ハーレムものかと思いきや、そうでも。
まぁ実質そんな感じになってるかもしれません。
別の意味で勧誘はあるし、セクハラはあるしｗ

しかしお菓子が力になるなら、食べ放題状態？
恐ろしくうらやましい現実です。

2011/07/27

最初からツッコミどころは多かったわけですが、途中からつっこむのも野暮なような気がして、かわいいキャラクターと世界観だけを楽しもう。
そう思っていたら。
最後の最後で、残念な意味で大どんでん返しされて、まさしくズゴーとなりました。

世界観はとっても好き。お菓子ひとつでみんなが瞳を輝かせるのがかわいい。
イーサは不機嫌だけどなんだかんだで紗耶のことを気にかけてくれているし、ネルは紗耶のひとりごとに対応してくれるし、ジャコはおばかだし。
カミュはのんべんだらり飄々としてるくせに、ときたますごくかっこよく、恥ずかしい台詞もなんのそので言えてしまって、紗耶がそわそわした理由がものすごくわかりました。キャラクターもみんな好き。
設定もそうだけど、やっぱりどこか薄っぺらい。もっと段階を踏んでほしい、そんなさらっと通りすぎるだけじゃなくて、彼らがなにを思ってどう行動したのか、しっかりと読みたい。魅力的なのはわかってる、だからもっと知りたい、ずっとそう思ってました。
紗耶とカミュの気持ちが通じ合った時はとってもときめいたし、契約のキスにももだえころがった。

それなのにー。最後の最後でイーサが初恋でしたって……！

ここまで盛り上がってきたカミュと紗耶に対するときめきをどう処理すればいいのか……。
メインヒーローはイーサですよね、おさななじみで、結婚の約束をしてて、初恋の相手で、ファーストキスの相手で。紗耶の故郷が実は異世界のほうでしたっていう展開にも度肝を抜かれましたが（そんなヒントがどこにもなかったので）、なにより最後、イーサが紗耶ハーレムに参戦してきたことに戸惑いました。
全体的に描写不足で、情報公開の仕方にももう一捻り、と思っていましたが……最後、イーサが参戦するんだったら、もう少し早い段階から、イーサの気持ちが知りたかったです。
せっかくの三人称だったのに。

最後の最後で呆気に取られ、後味が悪いまま読了しました。

それでもキャラはみんなかわいいんだよなー。

2010/11/23

なんでお菓子職人さんが魔術師なんやろう、とタイトルに惹かれて購入。まだパラ読みですが、異世界トリップな時点で面白そうです。趣味がお菓子作りな子と仲良くなって、今日も作ってきたよ～とか言ってふるまってもらったりとかしてみたい。