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暁の群像(上) 豪商岩崎弥太郎の生涯 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/01/07 |
JAN | 9784167282226 |
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暁の群像(上)
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
ずっと昔にブックオフで購入して、積読になっていた本書を読みました。購入した当時はまだバーコードが無かった時代で、文庫本のカバーにはバーコードも本の解説もありません。ブックオフ105円のタグが貼ってあるのみ。 上巻の内容は、岩崎弥太郎の土佐藩下士としての出自と、上士の後藤象二郎...
ずっと昔にブックオフで購入して、積読になっていた本書を読みました。購入した当時はまだバーコードが無かった時代で、文庫本のカバーにはバーコードも本の解説もありません。ブックオフ105円のタグが貼ってあるのみ。 上巻の内容は、岩崎弥太郎の土佐藩下士としての出自と、上士の後藤象二郎に認められて出生していく様を表している。 本書の中に白瓢箪と言われている「節谷」という、女好きの美男子が出て来る。 弥太郎は、この節谷が気になって何かと節谷を脇に置いている。 節谷は物語を面白くするために作者が考え出した、架空の人物と思われる。 本書で書かれている、若い頃の岩崎弥太郎は藩の資金を使い、長崎で遊蕩三昧のろくでもない人物だったようだ。 しかし、後藤象二郎に認められて、幕末の立役者と関わって行くうちに、気を見るに敏感な弥太郎は、どんどんと私腹を肥やし、個人としての莫大な財産を築いて行く。 土佐藩の下士という底辺の身分から、明治の立役者と言われる人々と係わり、三菱財閥創始者へと成り上がって行く人物の過程を本書で読めるのは面白い。
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※このレビューにはネタバレを含みます
幕末から明治にかけての商いに目を向けて書かれている。主人公は岩崎弥太郎だが、伊藤俊輔や井上馨、大久保利通といった維新の元勲から、渋沢栄一といった新しい世を創って行くものまで様々な人が登場する。 上巻は明治維新に向けて、ポンポンと話が進むが、下巻は政治のことや周辺状況の解説が多く、読んでいてはっきりいって飽きる。 全二巻
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何気なく手に取ったのですが、読み出したら面白くて止まらなくなってしまいました。岩崎弥太郎を中心に幕末の有名人が大勢登場する群像劇なのですが、狂言回しである架空の人物、三橋節弥の人物像が一風変わっていて非常に魅力的です。名前が慶安事件(由井正雪の乱)の丸橋忠弥と似ているところに愈々...
何気なく手に取ったのですが、読み出したら面白くて止まらなくなってしまいました。岩崎弥太郎を中心に幕末の有名人が大勢登場する群像劇なのですが、狂言回しである架空の人物、三橋節弥の人物像が一風変わっていて非常に魅力的です。名前が慶安事件(由井正雪の乱)の丸橋忠弥と似ているところに愈々興味をそそられました。
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