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古典を読む 梁塵秘抄・狂雲集 同時代ライブラリー316
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1997/08/19 |
JAN | 9784002603162 |
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古典を読む 梁塵秘抄・狂雲集
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
後白河法皇の行状の数々、そしてそれに軽やかにツッコミを入れ続ける加藤周一氏の筆致が面白すぎる。今様狂いの帝によるむちゃくちゃな歴史小説とか、誰か書いてないのかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
対象への距離感という点で、加藤周一らしい一冊。「政治だけがすべてではなかっがが故に、権力のための権力、それ自身の他に目的をもたない無慈悲な陰謀に、没頭することができたのであろう……彼にもう一つの世界があり、その世界が政治的世界に拮抗するだけの重みをもっていた」という後白河への評価に感銘を受けた。
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室町時代の臨済宗の僧・一休が記した『狂雲集』を読む。 学校の図書館に、加藤周一さんの一休に関する本はもうない、と諦めていたのに、『狂雲集』で検索するとこの本がヒットして、「!?」と。 しかし、喜び勇んで読み始めてみると、あれ、なんだか内容にデジャ・ヴ・・・? 以前読んだ『日本...
室町時代の臨済宗の僧・一休が記した『狂雲集』を読む。 学校の図書館に、加藤周一さんの一休に関する本はもうない、と諦めていたのに、『狂雲集』で検索するとこの本がヒットして、「!?」と。 しかし、喜び勇んで読み始めてみると、あれ、なんだか内容にデジャ・ヴ・・・? 以前読んだ『日本の禅語録』に収録されていた内容と、瓜二つなのである。 しかし、細部が微妙に違うような気もする。よくわからないまま、まぁいいや、もう一度読んで損はないだろう、と『狂雲集』の部分だけ読了。 やはりわかりやすい。 一休の相反する極端な部分を、きれいにまとめている。しかも矛盾はきちんと矛盾として受け止め、その上で、ではどういう回路を辿ればこのような形に行き着くのか、と考察している。非常に冷静で、効率の高い方法が取ってある。 しかしそれでも、一休の矛盾の数々を解きほぐすのは難しいようだ。最後にはどうしても感情論っぽくなってしまう。 むしろ、矛盾しているがゆえにこの人の潔癖さというのは輝くのだという気がするので、感情でものを考えないと、一休研究はできないだろう。 うーん、私は一休を感情論で考えられるのだろうか。というか、考えていいのだろうか。感情で推し量るには、あまりに勉強が足らなくて、正直怖い。まだやりたくない。 けれど、そろそろそういうことをしなきゃいけない時期なんだよなぁ・・・。 卒論の最終提出期限は12月に迫っている!!
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