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インビクタス 負けざる者たち 映画化原作 監督・製作 クリント・イーストウッド 主演 モーガン・フリーマン マット・デイモン
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2009/12/25 |
JAN | 9784140814062 |
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インビクタス 負けざる者たち 映画化原作
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商品レビュー
4.4
19件のお客様レビュー
ノンフィクション。ネルソン・マンデラの伝記とも言えそうだし,南アフリカ共和国の歴史の本とも言えそうだし,南アフリカ共和国のラグビーチーム・スプリングボクスを巡るお話とも言えそうな,不思議な本でした。本書をもとに,クリント・イーストウッド監督が映画を作っています。このことはこのブ...
ノンフィクション。ネルソン・マンデラの伝記とも言えそうだし,南アフリカ共和国の歴史の本とも言えそうだし,南アフリカ共和国のラグビーチーム・スプリングボクスを巡るお話とも言えそうな,不思議な本でした。本書をもとに,クリント・イーストウッド監督が映画を作っています。このことはこのブクログでも先に紹介しました。その映画を見たから,本書を読んだんです。 アパルトヘイトという人種差別を法律で規定しているという前近代的な国だった南アフリカ共和国。反政府活動をしたネルソン・マンデラは数十年収監されていたにもかかわらず,わが国に民主主義を実現するという意志はとても固かった。希望を失わずにいたというだけでも,すごい人物です。 国際的な世論に対応するしかなくなった当時の白人大統領は,秘密裏に獄中のネルソンマンデラに会い…。 と,あらすじを書いていくと切りがないので,ここらでやめよう。 とにかく,これまで差別する側だった白人たちが,多数派の黒人が支配者になることを極端に恐れていること,反対に,これまで差別されてきた黒人たちが,白人たちに仕返しをしようとすること。この両方は,至極もっともな気持ちだと思います。しかし,これが現実になれば,南アフリカ共和国はまたまたぐちゃぐちゃの世界になるだけです。 そこを,黒人初の大統領ネルソン・マンデラはどうしたのか。恐れる白人たちにどのように働きかけ,これまでの鬱憤を晴らそうとする黒人たちにどう働きかけたのか。それが本書の主題です。 こんな大統領がいたのか!と思うほど,素敵です。 ビックリです。 現在の南ア共和国には何も問題がないわけではありません。黒人間の貧富の差も大きいと聞きます。仕事にあぶれた白人もいるようです。 しかし,ネルソン・マンデラが打ち立てた新しい国は,しっかりと歩んでいくことでしょう。 いい本を読みました。久しぶりに,「早く先を読みたい」と思うような本でした。
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南アフリカとマンデラについて、人種差別を克服する奇跡を巻き起こした大きな要因の一つであるラグビーワールドカップに焦点を当て書かれたノンフィクション。ノーベル賞受賞者マンデラの人間性を理解できた。印象に残るフレーズを記す。 すぐれたおとぎ話に欠かせない条件が2つある。内容が面白...
南アフリカとマンデラについて、人種差別を克服する奇跡を巻き起こした大きな要因の一つであるラグビーワールドカップに焦点を当て書かれたノンフィクション。ノーベル賞受賞者マンデラの人間性を理解できた。印象に残るフレーズを記す。 すぐれたおとぎ話に欠かせない条件が2つある。内容が面白いことと、得た教訓がいつまでも色あせないことだ。 「頭に訴えてはいけません」「心に訴えることです」
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あの頃、ソビエト連邦の解体、ベルリンの壁の崩壊などの世界の構造があれよあれよ、と変わっていく流れの中で、気づいていたら南アフリカのアパルトヘイト政策も終わっていました。その後21世紀に入り、BRIC’SのSは南アフリカということで高度経済成長が喧伝されたり、2010年にサッカーW...
あの頃、ソビエト連邦の解体、ベルリンの壁の崩壊などの世界の構造があれよあれよ、と変わっていく流れの中で、気づいていたら南アフリカのアパルトヘイト政策も終わっていました。その後21世紀に入り、BRIC’SのSは南アフリカということで高度経済成長が喧伝されたり、2010年にサッカーW杯が行われたり、どんどん普通の国として国際社会の中に位置づけられています。エディ・ジョーンズの日本代表の南ア戦の時もラグビー強豪国としてしか認識していなかったし…でもネルソン・マンデラ釈放の1990年から1995年のラグビーW杯南アフリカ大会までいかにありえないような劇的な革命が起こったのだということに驚きました。とにかくマンデラの人を魅了する力がすごい。まるで魔法みたいに次々と敵対する側から尊敬を得ています。それは本書の題名であるインビクタス、負けざる者たちの由来になっている強い信念によって生まれるパワーなのかもしれませんが、自分とってはインビクタスというよりトレランス、度外れた寛容性に度肝を抜かれました。BREXIT、トランプ、シリア難民、あまりに世界を覆うイントレランス時代に、あまりに美しい態度です。それが夢想的な美学なのではなく、現実的な解決の方法論なのがすごい。これはマンデラという傑出した人物だけが成し遂げられる奇跡なのか?それとも敷衍できるメソッドなのか?そして、もっと知りたいのが27年間の獄中で輝きを増したリーダーシップについてです。不在の存在感はいかにして発揮しえたのか?今度、映画も見てみます!
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