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格差社会という不幸 神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド7
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春秋社 |
発売年月日 | 2009/12/25 |
JAN | 9784393332955 |
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格差社会という不幸
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
一年前、再生プランの会議が始まり、そして今はその結果も出ている。 何が足りなかったのか、今から何を発言していかなければならないのか、よく分かる。 考えを統合していけば、かなりのところまで、行けるかもしれない。
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対談集なのでわかりやすい。ただ宮台さんの言動が気に触るし、難解な言葉ばかり使い、煙に巻いている感じが強い。
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『この国に希望はないのか』と思わせるくらいにシビアな話が続きます。識者の言っていることは概ねそうだろうし、しかし抜本的で画期的な改善策はこれといって無さそうです。 自殺者の推移は、 2003年…34,427人 2004年…32,325人 2005年…32,552人 2006年…3...
『この国に希望はないのか』と思わせるくらいにシビアな話が続きます。識者の言っていることは概ねそうだろうし、しかし抜本的で画期的な改善策はこれといって無さそうです。 自殺者の推移は、 2003年…34,427人 2004年…32,325人 2005年…32,552人 2006年…32,155人 2007年…33,093人 2008年…32,249人 2009年…32,845人 2010年…31,690人 2011年…30,651人 2012年…27,858人 2013年…27,283人 と、近年では減少傾向にありますが、東日本大震災(2011年)の影響により『そもそも自殺するであろう人のカウントが震災死に変わっただけ』とも考えられる部分もあるので、全く楽観視できない状況にあると言えます。 自殺の原因は、健康的なもの、家庭的なもの、経済的なものがその一因にありますが、『お金が無いから死ぬ』なんて本末転倒です。人を幸福にするのが金ですが、かといって無ければ死というのは極端だし、これは日本が世界に対して極めて恥ずべきことだと思います(自殺する人が悪いということではなく、そのような社会を作り上げた我々や、対策が不十分な政府が、という意味で)。 経済対策として考えられるのは、大雑把に言って、①稼げる者がどんどん稼ぎ、経済の二極化を推進する。②経済の循環そのものを緩やかにして、低収入でも生きていけるようにする。③一億総中流の復興等、まぁ色々ありますが、少子高齢化社会によって経済自体が縮小していくことは間違いありません(出生率が高くなれば別ですが)。 ①は小泉内閣の思想、②は森永卓郎の思想、③は分かりませんが、大まかに言えばそうなると思います。 著者らは結局市民参加の政治が必要で情報公開やNPOの活躍等を期待しています。じゃあ誰がそれを担うの?ってことになりますが、そこは投げっぱなしで、そこが残念です。 そこで、より実践的な社会的ジレンマの議論になる(と思われる)のですが、本書では取り上げていません。年越し派遣村代表の湯浅誠さんについては論者として本書に登場していますが、まだまだ孤軍奮闘の印象が強く、政治や社会のバックアップ体制が不十分だと感じます。つまり、目の前の苦しんでいる人たちを助ける、尊い仕事をしているにも関わらず、彼らを支援する環境がまだまだ整っていない。こういう仕事にこそ税金を投入すべきです。 一方で、精神的な『居場所』の提供も必要です。戦後貧しかったのに自殺者が少なかったのは、それぞれに居場所があったからです。お金では解決できない、心的居場所がないと、生きる意欲が削がれます。『誰かと一緒にいたいけど、果たして私なんかと一緒にいてくれるだろうか?』『否定されないだろうか?』と心配している人は多いと思いますが、みんなそう思っているなら、誰かがその緊張を解いてあげられれば、簡単に孤独から解放されます(人間関係の煩わしさは別問題として)。 思ったんですが、効率の良い分業体制に限界が来ている(経済にしても精神的にも)、だから何かが誰かがつなぐという役割を求められているのではないでしょうか。 仕事を細分化して、単純作業の繰り返し。労働効率を高めるための知恵が、実は人間の心を蔑ろにしてしまうという皮肉……。現代の仕事は、コミュニケーションを取らなくて良いようにできているのかも知れません。それが仕事に限らず、恋愛や教育にも影響を及ぼしているのかも知れません。 僕の評価はA-にします。
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