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すべての愛がゆるされる島 メディアワークス文庫
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すべての愛がゆるされる島 メディアワークス文庫

杉井光【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング
発売年月日 2009/12/16
JAN 9784048682206

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商品レビュー

3

29件のお客様レビュー

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2020/12/13

非常に小説っぽい小説。 実の娘に欲情してしまう先生も滑稽だし、それに執着する咲希も ジェラシーを感じつつ自分が代わりと知っている直樹も そんな愛で育てられた愛もまた、粋な話であった。 近親愛がテーマというだけあって、結ばれてはいけない。 という前提のもどかしさがすごく伝わった。...

非常に小説っぽい小説。 実の娘に欲情してしまう先生も滑稽だし、それに執着する咲希も ジェラシーを感じつつ自分が代わりと知っている直樹も そんな愛で育てられた愛もまた、粋な話であった。 近親愛がテーマというだけあって、結ばれてはいけない。 という前提のもどかしさがすごく伝わった。 視点がコロコロ代わり最後まで読まないと筋が通らないのが分かりにくかった。

Posted by ブクログ

2018/06/15

タイトル通りの物語。仕掛けられたトリックが明かされたとき物語の根幹にあるテーマが色濃く現れる作品。非常に好きである。

Posted by ブクログ

2015/11/07

愛の物語ではなく、呪われた愛からの解放の物語といった方が、たぶん適切なのではないかと感じました。 太平洋に浮かぶ小さな島に、同性愛であれ、近親愛であれ、不倫愛であれ、結婚式が挙げられる教会がありました。2人が本当に愛し合っていると神が認めれば、教会の奥にある扉が開くと言い伝えら...

愛の物語ではなく、呪われた愛からの解放の物語といった方が、たぶん適切なのではないかと感じました。 太平洋に浮かぶ小さな島に、同性愛であれ、近親愛であれ、不倫愛であれ、結婚式が挙げられる教会がありました。2人が本当に愛し合っていると神が認めれば、教会の奥にある扉が開くと言い伝えられています。 この島を訪れた2組の男女が、この物語の主役です。一方は父と娘で、もう一方は姉と弟です。父は藤岡学といい、周囲の人びとに「先生」と呼ばれている小説家です。娘は藤岡咲希といい、先生とその愛人の間に生まれた娘でした。父は、愛など少しも信じてはいませんが、娘に引きずられるようにこの島にやってきます。父は教会の神父に出会い、教会が、愛してはならない人を愛してしまった人びとの想いを、信仰によって支えていることを教えられます。「神の名において強迫し、快不快の物差しを造りかえること。幸せを再定義すること。それが信仰です」。 しかしそれは、愛を信じない「先生」にとっては真実でも、愛してしまった娘にとっての真実ではありません。「愛していいかどうかを決めるのは愛する側です。愛される側ではない。だから信仰が力を持つんです」。 教会の扉を開けることのできなかった娘は、島から帰り、先生の妻のもとに引き取られて育ちました。彼女は「先生」の愛を求めて、異母弟の直樹とともにふたたび教会を訪れます。島に残された「先生」の手がかりをたどりながら、2人は教会の真実を突き止めます。そして彼らが教会の扉を開けて目にしたのは、「先生」の残した小説と、聖書に刻まれた父と娘の名前でした。父もまた、彼なりの仕方で、娘への愛を再定義し、そこに自分自身をつなぎとめていたのでした。 エピローグでは、咲希と直樹の娘・藤岡愛が教会を一人で訪れ、「愛する人がそこにたしかにいると、感じられるだけでいい」という決断を下すことで、3世代にわたった呪われた愛からの解放を実現することになります。

Posted by ブクログ

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