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小沢主義 志を持て、日本人 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2009/12/20 |
JAN | 9784087465136 |
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
選挙前の政党比較をゼミで行う際、資料を探していて見つけた一冊。読書メーターでの感想が一様に納得を示すものばかりだったのでずっと気になっていたのをついに読了。実際読んで、氏に対する印象はかなり変化した。述べられていることは至極まっとうであり、現在の日本に足りない、欲しい部分が詰め込...
選挙前の政党比較をゼミで行う際、資料を探していて見つけた一冊。読書メーターでの感想が一様に納得を示すものばかりだったのでずっと気になっていたのをついに読了。実際読んで、氏に対する印象はかなり変化した。述べられていることは至極まっとうであり、現在の日本に足りない、欲しい部分が詰め込まれている。「国民のレベル以上の政治家は出ない」という言葉はもっともだと思ったし、リーダーの条件にしても一文一文が身に染みた 。本書は大学生、ひいては高校生にも読んでもらいたい。「自分で選択する」ということを考えてもらうために。 正直なところ小沢氏についてはイメージが先行し、あまりいい印象を持っていなかった。同じ岩手県出身だが、氏は水沢市(現・奥州市)出身でありその一帯においてのみ支持が強いのであって、岩手県民全体が氏を信任しているとマスコミを通じて思われているのは大変不愉快なものだった。今回本書を読んだことで、完全賛成とまではいかなくとも、見方が変わったように思う。
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(2014.12.15読了)(2013.01.22購入) 副題「-志を持て、日本人-」 衆議院が解散となり、総選挙が行われました。自民党支持は動かなかったようです。 自民党と社会党で争っていたころは、自民党が大勝した次の選挙では、勝たせ過ぎたという空気が流れて、揺れ戻しがあったの...
(2014.12.15読了)(2013.01.22購入) 副題「-志を持て、日本人-」 衆議院が解散となり、総選挙が行われました。自民党支持は動かなかったようです。 自民党と社会党で争っていたころは、自民党が大勝した次の選挙では、勝たせ過ぎたという空気が流れて、揺れ戻しがあったのですが、今回はそれがありませんでした。 政権交代可能な野党としての民主党は、一瞬の夢だったのでしょうか。民主党政権を実現させた小沢さんの考え方を知っておこうとこの本を読んでみました。 政治のあり方については、納得できる面もあるのですが、具体的な政策の面では、独特の意見をおもちのようです。特に、国連に軍隊を提供しようと考え方には驚きました。 自衛隊とは別に創設するということなのですが。 【目次】 文庫版まえがき まえがき 第1章 選挙の重さ 第2章 政治不在の国・日本 第3章 「お上意識」からの脱却 第4章 リーダーの条件 第5章 二十一世紀、日本の外交 第6章 日本復活は教育から ●政治家(19頁) 世の中にはいろいろな仕事に就き、さまざまな境遇に置かれている人々がいる。そうした人たちの生活のすべてを引き受けるのが政治なのだ。 ●農水省(39頁) 日本の農業の生産性を上げるために、零細農家を切り捨て、どんどん農業経営の大規模化、法人化を進めていきたいのが農水省の本音なのである。 ●棄権(46頁) 投票に行かなかった人たちには政治を批判する資格がない。棄権とは、白紙委任状を与えたも同然のことである。 ●罰金(47頁) オーストラリアでは投票を棄権すると、少額ではあるが罰金が科せられるし、ベルギーの場合だと投票所に行かなかった人は裁判所に呼び出されることになっている。 ●小泉改革(55頁) 「小泉改革」の実態は、介護保険料引き上げを筆頭にして、厚生年金・共済年金保険料の引き上げ、雇用保険料の引き上げ、老人医療費の改悪、サラリーマンの医療費三割負担、発泡酒・ワイン増税、たばこ税増税、所得税減税の廃止、配偶者特別控除の廃止など、国民、特に社会的弱者の負担を増やすものばかり。 その反面、累進課税の緩和や金融所得への減税など、富裕層や大企業を優遇する経済政策だけは着々と進めている。 ●官僚社会主義(93頁) 政治の重要事項を政治家ならぬ官僚が決めてしまうのでは、日本はとうてい民主主義国家とは言えない。むしろ「官僚社会主義」の国家であるといったほうが実態に近いのではないだろうか。 ●目標(116頁) 集団の中にあって人々を率いていくためには、まず何よりも最初に、自分がリーダーとして何をしたいのか、どういう社会や組織を作りたいのかという目標なり志なりを具体的に持っていなければいけない。 ●価値観の喪失(123頁) 戦後の日本は価値観が多様化したといえるような状況ではない。むしろ、価値観の喪失とも呼ぶべき状況が社会の至る所で起きているのが実態ではないだろうか。 ●A級戦犯の合祀(152頁) いわゆるA級戦犯の合祀が行われるまでの靖国神社には、数年ごとに天皇陛下が参拝なさっていて、それで国際的にも何の問題も起きなかった。問題の本質はあくまでも戦犯合祀にある。 ☆関連図書(既読) 「日本改造計画」小沢一郎著、講談社、1993.05.20 「総理の資質とは何か」佐伯啓思著、小学館文庫、2002.06.01 「美しい国へ」安倍晋三著、文春新書、2006.07.20 「大臣 増補版」菅直人著、岩波新書、2009.12.18 「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」菅伸子著、幻冬舎新書、2010.07.20 「職業としての政治」マックス・ヴェーバー著・脇圭平訳、岩波文庫、1980.03.17 (2014年12月16日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 「選挙活動は川上から。人口密度の低い農村部から始めろ」「政権交代のないところには政策論争もない」「政治家を育てるのは国民自身」「教育の最終責任を国家に」“剛腕”政治家が、未来を担う若者に平易な言葉で民主主義の原則を熱く語りかける。27歳から政界の第一線で活躍し続け、ついにその信念である政権交代を実現させた、小沢一郎の政治哲学が凝縮された歴史的な一冊が、待望の文庫化。
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自分もまだ誤解が多いのでは、と思い本書を購入。やはり保守だと思う。ただ個人の自由を重んじるのはリベラルと言えるし、国連改革などは進歩主義的に感じる。内容全ていに賛同することはできないが、政治議論のひとつの軸として非常に有用だろうと思った。
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