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東京下町『たけくらべ』樋口一葉 名作旅訳文庫4
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東京下町『たけくらべ』樋口一葉 名作旅訳文庫4

樋口一葉(著者)

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東京下町『たけくらべ』樋口一葉 名作旅訳文庫4

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 JTBパブリッシング
発売年月日 2009/12/14
JAN 9784533077272

東京下町『たけくらべ』樋口一葉

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2013/05/11

東京への旅の友にしました。 と、言っても、この本のコンセプトである、作品ゆかりの地を 歩くのに使ったわけではないですが(汗)、この本は 原文+こぼれ話(旅訳)+注釈で構成されていて、 薄い本ですが本を2冊読む感覚で楽しめる1冊でした。 また、作品の時代背景から、注釈を見てもかつ...

東京への旅の友にしました。 と、言っても、この本のコンセプトである、作品ゆかりの地を 歩くのに使ったわけではないですが(汗)、この本は 原文+こぼれ話(旅訳)+注釈で構成されていて、 薄い本ですが本を2冊読む感覚で楽しめる1冊でした。 また、作品の時代背景から、注釈を見てもかつ理解しにくい 物語内を、旅訳によって読み解いてくれている箇所も多々あり かなり解釈ができました。 それによりはじめてこの有名な物語を読んで感じたのは、 読まなくても知っている「信如」と「美登利」のふれあいは かなり少なく、しかもあまりに環境が違うゆえで、 ほんとうに少年少女の青春の1ページだったんだなぁ、でした。 これを象徴しているのが、性格や境遇(と言っても経済的な意味程度) が近い正太郎の存在かな、でした。 将来彼と美登利も遠い存在になるのでしょうが… また、「たけくらべ論争」とも言われている後半の描写は、 女性でないと描けない、ととても感じました。 旅訳は現在どうなっているか、どういう楽しみ方が出来るかや 最寄駅も載っていて、これもわかりやすい。 何せ薄くて軽いので、旅の友におすすめです。 他のシリーズも気になる。

Posted by ブクログ