1,800円以上の注文で送料無料

右翼は言論の敵か ちくま新書
  • 中古
  • 書籍
  • 新書

右翼は言論の敵か ちくま新書

鈴木邦男【著】

追加する に追加する

右翼は言論の敵か ちくま新書

定価 ¥836

220 定価より616円(73%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2009/12/09
JAN 9784480065216

右翼は言論の敵か

¥220

商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2014/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 社会を震撼させるテロ。 右翼は「言論の自由」の敵なのか。 右翼は自分たちに言論の場がない、だからテロに訴えるのだと主張する。 そんな右翼をメディアの側は言論活動の当事者とは認めにくい。 そして人々は実態を知らぬまま恐怖心を募らせる―。 こうした堂々巡りが何十年も続いてきた。 右翼はもともと何を目指していたのか? 新右翼の旗頭といわれた著者が、知られざる右翼思想家たち、運動の理想と現実、カネと暴力の実態を論じる。 [ 目次 ] 序章 右翼とは何者か 第1章 右翼と街宣車 第2章 十七歳の愛国心 第3章 大学紛争と三島事件 第4章 右翼から遠く離れて 第5章 昭和維新運動の戦後 第6章 反貧困と右翼思想 第7章 右翼運動のカネと暴力 終章 “言葉”を伝えるたたかい [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

2012/06/23

「右翼」というと街宣車などで大声を上げ、政治的な主張を行うこと、もしくは権威に脅すような存在を連想する人が多い。本書の著者も右翼団体である「一水会」の顧問であり、右翼も左翼も知り尽くした政治活動家が右翼について論じている。右翼団体に長年活動・在籍したからでこそわかる「右翼団体」や...

「右翼」というと街宣車などで大声を上げ、政治的な主張を行うこと、もしくは権威に脅すような存在を連想する人が多い。本書の著者も右翼団体である「一水会」の顧問であり、右翼も左翼も知り尽くした政治活動家が右翼について論じている。右翼団体に長年活動・在籍したからでこそわかる「右翼団体」や「右翼」の内情まで記されている。

Posted by ブクログ

2012/01/17

一水会の鈴木邦男の言動が、最近おかしいと感じていたが、その違和感の理由がこの本を読んでわかった。 そもそも鈴木は、ダブルスタンダードであるため、話が非常にわかりにくくなっている。 というのも、右翼の暴力をある程度肯定しつつ、一部の右翼がやっている企業脅しに批判をしているからだ。 ...

一水会の鈴木邦男の言動が、最近おかしいと感じていたが、その違和感の理由がこの本を読んでわかった。 そもそも鈴木は、ダブルスタンダードであるため、話が非常にわかりにくくなっている。 というのも、右翼の暴力をある程度肯定しつつ、一部の右翼がやっている企業脅しに批判をしているからだ。 しかも、世俗的なレベルで語られるため、右翼に対する評価事態を誤解させるものになっているのではないだろうか。 また、元右翼とは思えぬ言動の数々も、読者は頭を傾げてしまうだろう。例えば以下の文。 「戦後、マスコミ・論壇・教育界において左翼が強かった。しかし今はその影もない。その反動として、日本への誇りを取り戻そうという運動が盛んだ。しかし、過去の反動として日本のことを全て正義として認め、評価する傾向が出てきた。 それはおかしいと思う。あの戦争は自衛の戦争だった。アジア開放のための正義の戦争だった。朝鮮・台湾を植民地にしたが、日本は持ち出しだけで、収奪は一切やっていない。むしろいいことをしたのだ。そうやって戦争全てを是認する。夜郎自大な愛国者たちだ。 南京大虐殺はなかった。従軍慰安婦も強制連行もなかった。創氏改名も神社をつくったのも住民の熱望でやっただけで日本の強制は全くない。満州も理想の国家だった。そう主張する人たちも最近は多い。」 また、右翼の過激派を論じるのに、以下のことを言っている。 「右翼も左翼も特に新左翼は、必ずしも法の枠内で運動するつもりはない。時には法を犯しても行動する。それが左翼なら「革命的」「人民のため」かどうか右翼なら「国のため」「天皇陛下のため」かどうかが大事だ。」 と、非合法活動に走る理由を述べて、その例として銀行強盗や企業を脅したカネ集めを例にあげる。 この構図事態を批判して、本来の右翼の姿を提言するならまだしも、これをある意味肯定しているようにとれる文章構成だ。 これでは右翼の価値を失墜させるために書いたのではないかと訝ってしまう。 こんなことを書くくらいなのであれば、暴力団が隠れ蓑としているエセ右翼・在日朝鮮人が日本の国論を右傾化しないために活動しているエセ右翼について言及するべきであると思う。 右翼の団体の代表を自認するのであれば、今後の日本の思想について、提言すべきでは? ただ、右翼活動家から見た、40年にわたる戦後右翼の変遷については非常に興味深いものがあったし、知らないエピソードもかなりあったので勉強にはなった。 文章も平易で、スラスラ読めるのは評価。 感想としては、賛否両方あるが戦後右翼の歴史の入門書としてはいいのかもしれない。 が、ところどころオカシイので気をつけて! といった感じです。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品