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マーケティング・プレイブック 競争優位を獲得・維持をするための5つの戦略
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2009/12/17 |
JAN | 9784492556023 |
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帯には必要な理論は5つだ、と豪語してますが、 実際はポジショニングに関して5つに分類しただけであって マーケティングという分野が5つの理論で語れるわけではないです。当然ですが。 自社のポジションをどうとるか。 ・最有力ライバルと一対一でガチンコ勝負するのか(ドラッグ...
帯には必要な理論は5つだ、と豪語してますが、 実際はポジショニングに関して5つに分類しただけであって マーケティングという分野が5つの理論で語れるわけではないです。当然ですが。 自社のポジションをどうとるか。 ・最有力ライバルと一対一でガチンコ勝負するのか(ドラッグレースプレイ) ・自社がデファクトスタンダードとなり、周りを見方につけるのか(プラットフォームプレイ) ・リーダーに気付かれないようにニッチからせめ、リーダーが気付かない内に業界の有力プレーヤーとなるか(ステルスプレイ) ・プレミアム商品と兼価商品のイイトコドリをした商品を展開するのか(ベストオブボスプレイ) ・逆にプレミアム商品と兼価商品の両極端を支配し、挟み撃ちするのか(ハイ/ロープレイ) 企業がとれるポジションはこの5つに集約される、というのがこの本の主張。 それぞれのプレイについて、マーケティングミックスの方法に触れながら、どういう時に各ポジションをとるかもまとめています。 各ポジションも、当然自社の成長に連れてとるべきものは変わっていきます。 この5つのプレイについてと、それらの関係性については非常に楽しく読めました。 一方で、どのように自社がその業界で取るべきポジションを決めるのか。 現在どのような状況で、どうやってその業界の勝ち目を見いだすのか。 これらの問に対するものは「ギャップを見つける」の一点張りで、どうにも納得感がなかったです。 新しいと思える話はなく。 まあ、自社分析の方法はたくさんの優秀な考え方が世に出ているので、そちらを参考すると良いかと。 ポジショニングについてこのように詳細に、かつ興味深く論じている本はなかなかないかと思いますので 読んでみるのも良いと思います。 ただ、過度な期待は禁物です。
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装丁に魅せられて購入しました。二人の元マイクロソフト社の社員が著者です。 普段耳にするマーケティングの話とは異なる内容のもので、そういった意味で新鮮でした。 ただ、翻訳された作品であることもあってか文章が馴染みにくく、内容的にも理解や共感、実践をするにはやや難しい印象を受けま...
装丁に魅せられて購入しました。二人の元マイクロソフト社の社員が著者です。 普段耳にするマーケティングの話とは異なる内容のもので、そういった意味で新鮮でした。 ただ、翻訳された作品であることもあってか文章が馴染みにくく、内容的にも理解や共感、実践をするにはやや難しい印象を受けました。
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著者は、ジョン・ザグラ氏とリチャード・トング氏の二名である。 どちらもマイクロソフトで働いており、共に起業し、現在はベンチャーキャピタリスト となっている。 そして、本書の内容はマーケティングについてである。 マーケティングと言えばSTPモデルに基づく方法論が最も基本的であるが...
著者は、ジョン・ザグラ氏とリチャード・トング氏の二名である。 どちらもマイクロソフトで働いており、共に起業し、現在はベンチャーキャピタリスト となっている。 そして、本書の内容はマーケティングについてである。 マーケティングと言えばSTPモデルに基づく方法論が最も基本的であるが、 本書は、それに真っ向から否定する訳ではない。それを基本としつつも、彼ら独自の 方法を編み出していて、それは、 1ドラッグレース・プレイ 2プラットフォーム・プレイ 3ステルス・プレイ 4ベストボス・プレイ 5ハイ/ロー・プレイ 以上の5つである。 簡単に言えば、市場の頭を1対1で刈り取りに行く方法、刈り取った後は その他プレイヤーを味方につけ確固たる地位を築くこと、頭が取れそうになければ、 静に忍び寄り寝首をかくこと(笑)、また価格で言えば、低価格路線と高価格路線の両方 攻め、もし立場がトップなら、それを阻止する方法と言った感じだろう。 いずれにせよ、体系化出来ていない点で不十分であるが、それでも面白い示唆は得られる。 また、従来のSTPモデルにはなかった「時間軸」取り入れて説明している点も良い。 (しかし、その時間軸は近年の戦略論の中では決して珍しくはない。) 面白いが物足りない。個人的には、それが結論である。 その結論に至った最も大きな原因は、やはり体系化つまり構造的になっていない点に 尽きる。 しかし、読まないというのには惜しい書籍である。 以上。
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