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二宮尊徳の生涯と業績 報徳仕法の理論と実際
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎ルネッサンス |
発売年月日 | 2009/12/03 |
JAN | 9784779005176 |
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二宮尊徳の生涯と業績
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二宮尊徳の生涯と業績
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二宮金次郎(尊徳)の生涯や人柄、業績がよくわかるようになる本。業績の中でもとくに、報徳仕法という考え方、その実践について細部まで記述されている。木下斉さんのVoicy で二宮尊徳の名前、報徳仕法、「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である。」という言葉をきき、興味をもっ...
二宮金次郎(尊徳)の生涯や人柄、業績がよくわかるようになる本。業績の中でもとくに、報徳仕法という考え方、その実践について細部まで記述されている。木下斉さんのVoicy で二宮尊徳の名前、報徳仕法、「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である。」という言葉をきき、興味をもって手に取った。 印象に残ったところメモ。 ・倹約とケチとは、実は分において定まるのだ。 ・自分のためと思って努力してきたのに、それが世のため人のためにもなっている。...これからは自他を振り替えて、世のため・人のために精を出しても、それが自分のためになるはずだと、発想を転換することにしました。(Give and Take的な考え方を感じた。) ・パイの分け前だけで論ずると、互いに奪い合うだけの「ゼロサムゲーム」になってしまいますが、パイそのものを大きくする(プラスサムゲームのこと)ためにみんなで努力しようではないか。(自分の行っている仕事・投資がゼロサムゲームになっていないか、気を付ける) ・いつの場合でも、尊徳のやり方は人々の自立心を喚起するようなやり方なのです。「世間で困窮を救おうというものが、みだりにかねや穀物を施し与えるのは、はなはだよくないことだ。なぜかといえば、人民を怠惰に導くからだ。」(→アフリカなどの貧困地域にただ金を配るような政策・寄付の活動を見直すべきだという提言に聞こえた) ・
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経済と道徳と論語への興味から二宮尊徳先生の道徳経済一元論辿り着いたので、早速買って読んでみた(3時間で読了) 薪を背負って読書をする二宮金次郎像でお馴染みの二宮尊徳先生であるが、どういう人なのか、また、大人になってから何をしたのかを詳しく知っている人のほうが少ないのではないだろう...
経済と道徳と論語への興味から二宮尊徳先生の道徳経済一元論辿り着いたので、早速買って読んでみた(3時間で読了) 薪を背負って読書をする二宮金次郎像でお馴染みの二宮尊徳先生であるが、どういう人なのか、また、大人になってから何をしたのかを詳しく知っている人のほうが少ないのではないだろうか。 私が最も興味を持っている部分は、「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」と表現される「道徳と経済の融合」であり、どちらが欠けても意味がないという考え方である。 また、「“温故知新”のために、戦国武将ばかりを学ぶのではなく、バランス感覚に優れた二宮先生を学ぶことにも価値がある」という筆者の考え方には非常に共感できる。企業経営に於いても、経済と道徳の両立、バランスは非常に重要な問題であり、「勝てば官軍=相手を滅ぼしたり、殺したりしても勝てばそれでよい、勝利が全てである」という発想は、私個人としては、長期的な視点に立てば意味のないものであると感じるからである。 最後に、この本自体の評価としては、導入部分に書いてある通り、入門書としては最適であると感じたが、第三章「報徳仕法、各地に広がる」がやや単調な印象と、第四章「報徳を現代に活かす」が、前提説明が長すぎて、肝心な部分があまり印象に残らず、少々残念であった。とはいえ、おすすめできる良書である。
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