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バイオリニストは目が赤い 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | 『バイオリニストは肩が凝る』改題書 |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/11/28 |
JAN | 9784101296913 |
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バイオリニストは目が赤い
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バイオリニストは目が赤い
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商品レビュー
3.4
18件のお客様レビュー
著者はNHK交響楽団のバイオリン奏者だった人。 原著は20年近く前のもので、そのころ現役を退かれたようだ。 修業時代から、オケのメンバーとなって活躍した30年以上の経験を、軽妙に語ったエッセイだった。 田舎に育った私にとって、オーケストラといえば、テレビで見るN響だった。 最初...
著者はNHK交響楽団のバイオリン奏者だった人。 原著は20年近く前のもので、そのころ現役を退かれたようだ。 修業時代から、オケのメンバーとなって活躍した30年以上の経験を、軽妙に語ったエッセイだった。 田舎に育った私にとって、オーケストラといえば、テレビで見るN響だった。 最初に見たものを親と思う鳥のヒナよろしく、今もブロムシュテッドが出てくれば、理屈抜きに安心してしまう「習性」を身につけてしまった。 が、そういうマエストロたちは、鶴我さんによれば、「手柄をかっさらっていく憎い敵」だという。 そんな関係なのに、鶴我さんを心酔させてしまうのは、ホルスト・シュタイン。 なるほど、プロ(きっと「感想は個人のものです」という注釈は必須だろう)はそういうところを見ているのか、と思わされる。 譜読みとボウイングのおかげで、肩こり、眼精疲労。 そうか、私たちの楽しみのために、こんなご苦労を楽員の方々はなさっていたのか…。 日本で一番知名度の高いオーケストラの舞台裏がのぞけるという楽しみの他、鶴我さんのおすすめの名演、名盤紹介などもある。 バイオリンにはとんと聞く耳のない自分には、そういうところを聞くのか、と楽しく読んだ。 N響メンバーで、エッセイも上手な人というと、オーボエの茂木大輔さんもいたな。 世代交代をしていくオーケストラ、エッセイの方面でも新たに活躍するメンバーは出てくるのか、楽しみだ。
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やったらさばさばしてるN狂、もといN響のバイオリン奏者のエッセイ。癖のある宿敵たちとして登場する指揮者たちとのエピソードも、筆者の観察眼を通して鮮やかに音を奏でているように思う。 高尚ごとに見られがちなオーケストラの、リハーサル室を覗き込んだような楽しさがある。
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バイオリニストの鶴我裕子さんが、自身のアーティスト生活を、赤裸々に書いたエッセイ。 クラシックの世界に少し足を突っ込んだ人なら、あるあるネタや、入門者なら、演奏家のあの行動はそういうことか!という発見があって面白い。 ちょっと辛口、飾らない文章が読みやすくって、鶴我さんに親しみが...
バイオリニストの鶴我裕子さんが、自身のアーティスト生活を、赤裸々に書いたエッセイ。 クラシックの世界に少し足を突っ込んだ人なら、あるあるネタや、入門者なら、演奏家のあの行動はそういうことか!という発見があって面白い。 ちょっと辛口、飾らない文章が読みやすくって、鶴我さんに親しみがわきます。 そんな中でも、彼女の感動経験や、名だたる方々とのエピソード、名言なども盛り込まれて、どんどん興味がそそられます。 ひとつ、個人的に好きだった言葉は、「ステージ・ドレスのデザインは、着る人の生き方が反映されている」というもの。 アーティストだからこそ、さらにその意味は大きいと思いました。 藤川真弓さんは、自分のからだにも精神にもコルセットをつけない人。だから、一枚布に穴をあけたようなドレスをよく着るって。 音楽の話題が全般ですけど、こんなところに目が行ってしまいました^_^;
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