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どうしてもダムなんですか? 淀川流域委員会奮闘記
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2009/11/20 |
JAN | 9784000241472 |
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どうしてもダムなんですか?
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
一回一回の会合での議論やその舞台裏を追って討議の様子を拾っている文体には熱がこもっていて、それでいて冷静で、おもしろいし、好感がもてる。 ただし、大きな欠陥が2か所ある: ①p.2で、流域委員会は学識者と住民からの意見聴取措置だと記述していること。 →これについては弁護士の寺田...
一回一回の会合での議論やその舞台裏を追って討議の様子を拾っている文体には熱がこもっていて、それでいて冷静で、おもしろいし、好感がもてる。 ただし、大きな欠陥が2か所ある: ①p.2で、流域委員会は学識者と住民からの意見聴取措置だと記述していること。 →これについては弁護士の寺田氏がp.14で否定している(学識者意見の聴取が目的だと明言している)し、川那部氏も正しい見解を示しているから、きちんと読めば騙されないのだが、ほんらいはあくまで学識者からの意見の聴取措置として設置されている。しかし筆者の冒頭の記述にここで騙されてしまうと、住民の意見には必ずしも取り合おうとしない河川管理者の対応が不適切であるかのように読者は感じてしまうだろう。 ②p.166で、官僚OBによる「御前会議」を指摘している(実在したかのように記述している)こと。 →これについてはp.200で高橋裕氏の調査により存在自体が怪しくなったことを、自ら記しているにもかかわらず、やはりここでは実在したかのように明言しているのは(しょせん単なるジャーナリズムだとしても)アンフェア。 とはいえ、(1)全体的に公平、ニュートラルに扱おうとしている点、 (2)科学的著述を志向するのではなくジャーナリズムに徹している点、 (3)わかりやすく(平易に)伝えている点、 は評価できるのではないか。 (繰り返すが上述①②はとても重要な欠陥。また、本書の内容が必ずしもダムについてではないわりに、タイトルにダムと明記されて刺激的になっている、という週刊誌的な繕いは、残念ではあるが)
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○199治水の面でダムの敵地はなくなってきている。まだ、ダムはダムより上流に降った雨を溜めるだけですので、近年増えている下流のゲリラ豪雨には無力です。気候変動と、治水ダムの敵地が少ないことの両面から、今後の治水では、土地の利用の制限とか、開発規制をやらざるをえない。それは国土交通...
○199治水の面でダムの敵地はなくなってきている。まだ、ダムはダムより上流に降った雨を溜めるだけですので、近年増えている下流のゲリラ豪雨には無力です。気候変動と、治水ダムの敵地が少ないことの両面から、今後の治水では、土地の利用の制限とか、開発規制をやらざるをえない。それは国土交通省の権限の外のことだから難しい。 ★本当に国のことを思っても、それを許してくれない、権力が、しがらみが、でも、こんな試みが行われている事に光明は感じる。が、官僚のえげつなさは筋金入りだな。。。悲しい。。
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