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予習という病 講談社現代新書2024
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予習という病 講談社現代新書2024

高木幹夫, 日能研【著】

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予習という病 講談社現代新書2024

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2009/11/20
JAN 9784062880244

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商品レビュー

3.3

10件のお客様レビュー

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2016/07/12

日能研の代表が書いた本。 中味は意外に同感できる部分がたくさんあった。 東京大学の山冨二郎教授の「学びのパラダイム・シフト」の紹介が引用されている。 (1)TeachingからLearningへ (2)個人的学習から協調的学習へ (3)曖昧な社会契約から学習目標達成への契約へ ...

日能研の代表が書いた本。 中味は意外に同感できる部分がたくさんあった。 東京大学の山冨二郎教授の「学びのパラダイム・シフト」の紹介が引用されている。 (1)TeachingからLearningへ (2)個人的学習から協調的学習へ (3)曖昧な社会契約から学習目標達成への契約へ (4)評価の軽視から教育方法・評価の確立へ (5)知識獲得偏重から知識運用重視へ これらのパラダイムシフトは、確かに今の学校教育の枠組みの中では困難な部分も多い。しかし、それを超える意思を持った教師もたくさんいるぞ! 「学校教育というしくみ自体が制度疲労を起こしている。」のかもしれない。制度のメンテナスも必要かな。 ゛進学準備学力”への警鐘と言ってもいかもしれない。

Posted by ブクログ

2015/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

学力の低下、応用力のきかない若者…(もはや若者ではないが応用力のない私は心苦しい)大学生の学力低下、もはや学究の場ではなくなった大学…現在の教育関連のもろもろが抱える諸問題の原因の1つに「予習病」を掲げるのが本書。 予習病とは!学んできたことに固執し、未知の事柄は避けようとする精神状態、とか。現状に疑問を抱かず自己中心的な世界の中で満足する精神の傾向。らしいです。 仕事でのミスを、担当は私じゃないし、聞いてないし、という理由で心の中で責任を他になすりつけたくなる気持ちは私の中にありますし、それが予習病の病状だといわれると、そうなの!?と思ってしまいましたが。 ……でも私、学生時代に予習とかしたことないんだがな。私のこういう精神の傾向は、予習とは別の、他人に言われた言葉やら読んできた漫画、アニメに影響を受けているんだと自分では考えています。 予習という病 このタイトル、目にした人の興味を惹くという点では秀逸だと思います。でも、本の内容のほとんどがこのタイトルに帰結するというものではない。予習病という言葉をつくり、定義も序章で提示されてこれが重要なんだ!と押しだしてはいるものの。著者の、現代社会人の仕事上の問題点、子供たちの学習態度や応用力の問題点をえぐりとる視点は鋭いと思います。しかし「予習病」という言葉は、それらの問題点を貫き通すほどのものではないなあ、と感じました。あれらの問題の要因はもっと、別の……なにかではないかと。 こどもが自ら学ぶ方法をつかんでいく力をつけるための、アメリカの学校の取組みや、日能研でこらした工夫などがけっこうな幅をとっています。そのへん面白かったですし、教職を目指される方は読んでみるといいかも。 金持ちだけがいい教育を受けられるのはよくない。人材を育成する教育とか、こんなの国防の一環だし、将来的には経済発展にもつながるんだから、文部科学省だけにまかせず、防衛省や経済産業省も奨学金ジャンジャンだせばよい。という旨のくだりはウンウン、とうなずきながら読みました。

Posted by ブクログ

2014/05/26

 予習。予習しておくと、授業の理解度がまるで違う。しかし、突き進んで、病としての予習は、それはあらかじめ知らないと未知のことに対応できず、「いっぱいいっぱいで・・・」と言ってしまうそうだ。    まぁただそういう主張をするのにあたって、日能研でこういう子がいて、というような話をし...

 予習。予習しておくと、授業の理解度がまるで違う。しかし、突き進んで、病としての予習は、それはあらかじめ知らないと未知のことに対応できず、「いっぱいいっぱいで・・・」と言ってしまうそうだ。    まぁただそういう主張をするのにあたって、日能研でこういう子がいて、というような話をしてくれたほうが、わかりやすかったし、それでも日能研が小学生を対象としている塾なので、19歳の僕とのちょっとしたずれがあったようにもやや感じた。  なるほどと思ったこと。日能研が対応力をつけるためにやっている授業を紹介していた。 採点が書き込められていない解答用紙を徹底的に生徒に振り返らせて、友達同士でここはどうだ、あーだと答え合わせ会議をさせるというもの。 これで合ってた間違ってたという考えを変えさせることができるそうだ。 このやり方はある種のコミュニケーション能力を上げることもできるだろうし、まさに未知にたいする対応力を鍛えるのではないだろうか。   「僕はこの問題はこう考えたんだけど(予習)、でも君はどう考えたの(未知)?」僕自身あんまりこういうような、話し合いはしてこなかったし、授業でやるとなると時間がかかるということがあるからだが、自分の考え方も表明しつつ、相手の考え方を受け入れるというコミュニケーションが自然と行われるのだ。    現在、新卒、大学生のコミュニケーション能力が非常に求められているような気がする。政府は脱ゆとり教育として確かな学力を身に着けさせるために教科書をより厚いものへとした。総合的な学習の時間がへったということだ。これではコミュニケーション能力を伸ばす機会がより科目の授業に分散したということだが、教科書のページが増えたことで、むしろその機会はなくなったのではないだろうか?   このコミュニケーション能力ついてはまだ僕は意見がまとめ切れていない。また固まったら、いろいろ意見したい

Posted by ブクログ

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