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隣りの女教師一家 フランス書院文庫
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隣りの女教師一家 フランス書院文庫

本藤悠【著】

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隣りの女教師一家 フランス書院文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院
発売年月日 2009/11/26
JAN 9784829616819

隣りの女教師一家

¥330

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2009/12/15

ヒロイン達の暴走乱舞に頁を使い過ぎでは?

デビュー作『女教師母娘』から次作『特別個室と僕-看護婦母娘vs.二人の先生』にかけてヒートUPを続けた、ヒロイン達のショタコン的愛し方の暴走振りが本作ではもぅ尋常じゃないレベルに達している。ここまでくると官能小説界屈指のギャグ作品(良い意味だヨ)、実に稀なる爆笑作品(良い意味でネ...

デビュー作『女教師母娘』から次作『特別個室と僕-看護婦母娘vs.二人の先生』にかけてヒートUPを続けた、ヒロイン達のショタコン的愛し方の暴走振りが本作ではもぅ尋常じゃないレベルに達している。ここまでくると官能小説界屈指のギャグ作品(良い意味だヨ)、実に稀なる爆笑作品(良い意味でネ)として楽しむことを推奨、いや、提唱したい。本作においても隣の姉妹と“お姉さま”たる叔母の計5人が主人公に向ける愛情はとてつもなく深く、この点については他の追随を許さないどころか、ブッちぎりなのだから。 しかし、だからといってあまりにも早く“昇天”されてはついていけない。ヒロイン達には自分の言葉に酔っているところも若干ありそうなのだが、みながみな主人公を想うあまり、あるいは想い過ぎて、ちょっとしたことですぐ絶頂に達してしまうのである。これが読み手の昂ぶりと同調せずに置いてけぼりを喰らう時がある。その前にヒロイン達のセリフが可笑しくて笑っちゃうのと女教師らしく説明口調になるのがクールダウンの役割を果たして没頭し切れないのもある。さらに言えば、それぞれ個性的で魅力はあるものの、それでもヒロイン5人は多過ぎる気がするし、それに何より主人公が最も敬愛するヒロインとの「初めて(と言えるのかな?)」の合体が全352頁中の326頁目、最後の最後、エピローグの直前ではいくら何でも遅過ぎると思う。それまでは他のヒロイン達の計らいでお尻ばかりなのも好みの別れるところだし、これだけみんなが主人公に想いをぶつけているのに報われなくてちょっと可哀想という見方にもなる。さすがに今回ばかりはいろいろと少しやり過ぎではなかろうか。表出する淫らさや変態性に反して奥底の愛情をピュアにし過ぎた故に、爛れた行為に溺れながらも最後の一線を文字通り最後まで維持させた展開が裏目に出たように思う。本藤作品が好きだからこそ今回はあえて辛口ということで。

DSK

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