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あ・じゃ・ぱん!(上) 角川文庫
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あ・じゃ・ぱん!(上) 角川文庫

矢作俊彦【著】

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あ・じゃ・ぱん!(上) 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2009/11/25
JAN 9784041616574

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商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2020/06/01

娯楽小説でありながら、読者の教養や雑学など幅広い知識が試され、事実と虚構の間で作者に弄ばれる。 実在したいろんな人物や事件を小ネタとしてぶち込みまくってくるが、残念ながら不勉強の身ですべての理解はかなわず、Google検索のお世話になりながら読み進めることとなった。(たとえば加山...

娯楽小説でありながら、読者の教養や雑学など幅広い知識が試され、事実と虚構の間で作者に弄ばれる。 実在したいろんな人物や事件を小ネタとしてぶち込みまくってくるが、残念ながら不勉強の身ですべての理解はかなわず、Google検索のお世話になりながら読み進めることとなった。(たとえば加山雄三や三島由紀夫、さらには川内康範と月光仮面の本名など知る訳もなく、笠置シヅ子が吉本興業の御曹司と付き合ってたなんてことは興味もなかったネタだし) 便利な検索ツールがなかった初出当時なら自分には読むことが難しかった作品なのだろうが、逆に言うと、いま検索しながら読むのは極めて無粋な行為なのかもしれない。 「吉本興業が総理大臣を出して政治や経済を牛耳ってる」という設定は、本書が執筆された当時は絶対にありえない笑える冗談だったのだろうが、吉本興業が政府や地方政治に擦り寄る現在ではもはや笑えない冗談と化している。 多くの公的サービスが民営化された拝金主義国家、というのもそうだ。 スラップスティックな歴史改変物なのに、執筆の二十数年後のいま読むと、現実も負けじとなかなかすごいことになっている。 これほどまでに奇想天外な小説なのに、それでも「事実は小説より奇なり」というまったく別の感想も持つ。

Posted by ブクログ

2018/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このSF小説は、第二次世界大戦後の処理で分割された架空の日本の話です。 話としては。「昭和天皇の崩御」のニュースである人物が映っていて、ある記者にその人物にインタビューするようにtと言われてからの話です。

Posted by ブクログ

2017/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

戦後、日本が東西に分断して統治され、 社会主義国家東日本のトップは中曽根康弘、資本主義西日本のトップは吉本しづ子(吉本興業)、新潟のレジスタンスの長は田中角栄、独善的に日本国家の再生に暗躍しているのが三島由紀夫、その他にも東日本のジャーナリストに和田勉、伝説のメジャーリーガーとなっている長嶋茂雄、李香蘭、杉本高文などなど…。 想像しただけでもワクワクするようなトンデモ設定です。 「たら」「れば」という仮の話を軸にして見えてくる本質っていうのがあると思うのてすが、この小説は、このトンデモ設定という「たら」「れば」を用いて、日本の戦後民主主義の本質をアイロニーたっぷりに描いていきます。 多分、日本文学史上でも大傑作の部類となる作品だと思うのですが、 正直、私には消化しきれないほどのネタがブッ込まれています。 どこまでがパロディで、何が元ネタになっているのか分からない箇所も多々ありました。 本当は星5つにしたいのですが、わたし個人的に感じた面白さは星3つです。 だけど、「こういう作品を推している自分って知的だろ?」みたいな見栄も働き、星4つにしました。 映画化にしたら面白そう。ただ、実現する力は無いんだろうけど…。

Posted by ブクログ

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