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北朝鮮で兄は死んだ
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北朝鮮で兄は死んだ

梁英姫【著】, 佐高信【聴き手】

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北朝鮮で兄は死んだ

定価 ¥1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 七つ森書館
発売年月日 2009/11/11
JAN 9784822809003

北朝鮮で兄は死んだ

¥550

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2011/11/06

佐高信さんによるインタビュー形式でこの本は構成されています。僕もさまざまな「家族の物語」を見てきましたけれど、この序の家族の話もまた独特のものがあります。 この本は佐高信さんによるヤン・ヨンヒ監督に対するインタビューという形式でまとめられています。彼女と僕はツイッター上で何度か...

佐高信さんによるインタビュー形式でこの本は構成されています。僕もさまざまな「家族の物語」を見てきましたけれど、この序の家族の話もまた独特のものがあります。 この本は佐高信さんによるヤン・ヨンヒ監督に対するインタビューという形式でまとめられています。彼女と僕はツイッター上で何度かやり取りをさせていただいたことがあって、しかし、「ディア・ピョンヤン」や現在公開されている「愛しきソナ」が自分の住んでいる田舎町では公開されていない&DVDが無いので、せめて彼女の本を読んで、いつか彼女が撮影した映画を見る機会があるのを待つのみです。 梁石日、伊集院静、柳美里、そして梁英姫…。僕はかつてさまざまな「夜を賭けて、海を渡って」来た家族の物語に触れることができましたけれど、どれひとつとして同じものが無いという事実に彼らのたどってきた苦難をしのびます。彼女や彼女の家族も例に漏れず、父親が朝鮮総連の幹部で、僕はあまりその辺の事情はまだよくわかっていないんですが、帰国事業の関係で彼女の兄弟のうち、上の兄三人が北朝鮮で生活をし、タイトルにある「兄」は長兄でクラシック音楽やオペラが大好きだったそうです。しかし、「地上の楽園」では資本主義の文化が到底許されるはずも無く…。 彼は次第に心を病んでいってしまったという箇所が、痛切でした。そして、この本の中にも出てくる姪のソナ。彼女が現在大学生だという事実を僕はこの本ではじめて知りました。予告編を見る限りではあどけない少女だったので、この事実はすごく衝撃でした。近くて、遠い国――。私たちは朝鮮半島にある二つの国をよくこうたとえていいますが、ここに描かれている一つの家族を通してみると、今までは見えなかった側面が見えてきます。

Posted by ブクログ

2010/03/21

総連幹部を父に持ち、3人の兄を帰国事業で北朝鮮に送った女性映画監督の対談。 私自身、在日の方への知識はある程度あったが、朝鮮半島の分断の歴史などはじめて知ることも多く、すごく参考になった。また、当たり前の話だが北朝鮮に住む人も同じ人間であり、苦しい中にも日々の生活が営まれているこ...

総連幹部を父に持ち、3人の兄を帰国事業で北朝鮮に送った女性映画監督の対談。 私自身、在日の方への知識はある程度あったが、朝鮮半島の分断の歴史などはじめて知ることも多く、すごく参考になった。また、当たり前の話だが北朝鮮に住む人も同じ人間であり、苦しい中にも日々の生活が営まれていることも、改めて感じた。メディアではマスゲームや軍事パレードなど将軍様のロボットのような姿しか見る機会がないので… 近い国に暮らす普通の人々の話として、読んでおいたほうがいい本。

Posted by ブクログ

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