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桂文紅日記 若き飢エーテルの悩み 清く、正しく…面白く
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桂文紅日記 若き飢エーテルの悩み 清く、正しく…面白く

桂文紅【著】, 桂文我【編】

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桂文紅日記 若き飢エーテルの悩み 清く、正しく…面白く

定価 ¥2,420

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青蛙房
発売年月日 2009/11/20
JAN 9784790502876

桂文紅日記 若き飢エーテルの悩み

¥770

商品レビュー

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2011/12/18

文紅君、パチンコをやめて下さい。協会の金を使い込み、冷や飯を食い、親に両手を合わせ涙ぐむ…なのに何故パチンコやめられんのじゃ!今日も今日とてパチってオケラ。 背が高いんだなぁ。”うまいもの会”の我多呂君との宣写、なにこれ(笑) 柳家小せん(当代)が似てる雰囲気。 「鬼薊」聴いてみ...

文紅君、パチンコをやめて下さい。協会の金を使い込み、冷や飯を食い、親に両手を合わせ涙ぐむ…なのに何故パチンコやめられんのじゃ!今日も今日とてパチってオケラ。 背が高いんだなぁ。”うまいもの会”の我多呂君との宣写、なにこれ(笑) 柳家小せん(当代)が似てる雰囲気。 「鬼薊」聴いてみたい。文雀さんの「もぐら泥」のマクラに出てきた鬼薊清吉のことだ。

Posted by ブクログ

2011/01/05

往年の上方落語家・桂文紅の若かりし頃。昭和三十年代前半、まだまだ上方落語が下火の頃、若手落語家・文紅は何を思っていたのか―― 生活、落語に対する苦悩や親への後ろめたさ、同期であり人気も実力もあった初代森乃福郎へのライバル心や、一時は共に生活をした桂我太呂(後の三代目桂文我)への厳...

往年の上方落語家・桂文紅の若かりし頃。昭和三十年代前半、まだまだ上方落語が下火の頃、若手落語家・文紅は何を思っていたのか―― 生活、落語に対する苦悩や親への後ろめたさ、同期であり人気も実力もあった初代森乃福郎へのライバル心や、一時は共に生活をした桂我太呂(後の三代目桂文我)への厳しい意見や呆れ、パチンコに浪費する自らへの罵倒と戒め…… そして、何があっても最後にはただ落語一筋、まっすぐに道を渡っていこうとする、清らかな姿。上方四天王の活躍に目が移りがちな、上方落語界黎明期に苦しくても生き抜き、自らの芸を求めた、尊い落語家の姿がそこにある。 ほか、「鬼薊」「胴取り」「島巡り」といった珍品落語の速記、そして文紅作の新作「テレビ葬式」の速記も収録。 編者の文我師匠の冒頭の文から泣けます。そして日記の内容はというと、とても読むのが苦しい。日記と言うのは最初から読ませるために描かれてないのもあるけれど、そうであるが故に書かれた「苦しみ」が赤裸々に、そしてダイレクトに胸を打つ。特に両親に申し訳ないと思いながら夢に向かうところなどは自分もそうなので他人事とは思えない。戦争が終わってまだ十年余りしか経っていない、普通の生活だって「豊か」とは言えなかった昭和三十年代。まだ噺家が立派な職業(まあ、今でもそうかもしれませんが)でもなかった時代です。当時の状況を考えると、その頃の噺家を知る貴重な資料でもあります。 何度も噺家を辞めてしまおうかと思いながらも、「自分には落語しかない」「落語家を目指そうと思ったあの日の自分に恥ずかしくないのか」と自分を奮起させる文紅師の姿もまた自分と被り、なおかつ言葉が胸を打ち、目頭が熱くなってしまいました。 また落語のネタのくり方やどこをどうすれば、ああすれば……という反省はとても興味深く、落研の人が読んだらとても面白いのではないのかと思います。ついったーでの落研の人のツイートを読んでいる感じもしましたねw 全体的に一日分が短いので。 関東上方に関係なく、多くの人に読んでもらいたい日記です。

Posted by ブクログ