- 中古
- 書籍
- 書籍
- 1220-06-02
適切な世界の適切ならざる私
定価 ¥2,200
385円 定価より1,815円(82%)おトク
獲得ポイント3P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 思潮社 |
| 発売年月日 | 2009/10/25 |
| JAN | 9784783731627 |
- 書籍
- 書籍
適切な世界の適切ならざる私
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
適切な世界の適切ならざる私
¥385
在庫なし
商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
著者が14歳から17歳にかけて書いた詩集。学校とや自室での日常を捉えていますが、その日常はまるで冒険のようにスリリングであり、10代の視点からしか捉えられない風景や想いが表現されています
Posted by 
文月悠光さんの詩集ですね。 文月悠光さん(1991年、北海道生まれ) 詩人、エッセイスト。武蔵野大学客員准教授。 この詩集は、中原中也賞・丸山豊記念現代詩賞を過去最年少の18歳で受賞されています。 『目覚め』 飛び火して発熱する朝だ。 カーテンのたも...
文月悠光さんの詩集ですね。 文月悠光さん(1991年、北海道生まれ) 詩人、エッセイスト。武蔵野大学客員准教授。 この詩集は、中原中也賞・丸山豊記念現代詩賞を過去最年少の18歳で受賞されています。 『目覚め』 飛び火して発熱する朝だ。 カーテンのたもとから 陽光が細くこぼれ、 塵が光っては影にとける。 まだ開ききらないまぶたを じっと持ち上げてみるけれど 光が塵を降らせるというのは 確かなようだ。 その光景は、私の頭の中で 小魚の旋回、 波間へ投げ出される鱗の一片、 おお海! 『雨に濡れて、蜜をそそぐ』 母の乾いた指先が、 枯れた花弁を摘み取っていく。 カサッ………… 乾きと渇きが交接する音を聞く。 かすかに熱を帯びたその音に 頬を焦がされ、私は上気する。 母の手いっぱいにひしめく、枯れた花弁。 それは、身を横たえ、折り重なる老女たち。 ーー骨の軽さは花に似ているーー 母は黙って、花弁を摘みつづける。 父がなにを、尋ねようとも、カサッ……… 私がそれを揶揄して笑おうとも、カサッ………。 カサカサかさかさかさ………。 この身に振りかかれ。 乾いて火の散る雨の下。 若者たちは傘に抱かれて逃げ去るけれども 私はこっそりとずぶ濡れになろう。 その場に 立ちんぼうで 満ちゆく乾きの雨に身をもてあまし、 みるみる老けていく。 花弁になる。 食卓におあつらえむきの小さなユリを 母はきれいねと慈しむ。 けれど、生々しく色づいた、 花弁だけが残るその花を 私は美しいとは思わなかった。 母こそが、美しい。 指を枯らして生きる母の、娘だからだろうか。 枯れていく骨たちの疼きが この身体からも、確かに聞こえてくるような。 乾いた指先には蜂蜜を……… 私は花の蜜を払い取り、 母の手にそっと指をからませた。 『私にとって、“詩”とは、紙に整列する活字ではなく、日常の中で心や身体に起きる、生きた“現象”である。だから、“詩”を遠ざけながら、それを「目撃したい」と思っている方々に向けて、この詩集を、編んだように思う。十四歳から十七歳の間に書かれた、これら二十四編と向き合う日々。重なり合う声を、紙からひとひらずつ剥がしていく営みは、くるしいものだったかま、それは何者でもない、私自身の確かな意志によるものだ。』と、あとがきに語られています。 多感なアンニュイな時代に、“詩”の形で、自分を語る。しっかりとした師(吉増剛造先生)の支えがあればこそと、それを表現出来る個性から導き出された“詩”は、確かに“現象”を写し出しいるようです。 美しく若々しいエネルギーを感じる詩集に、少し酔いしれるように感じました(=^ェ^=)
Posted by 
この間の詩の教室で、何故か先生は生徒さんにいろんな詩集を勧めるという日だったらしく、私に勧められたのがこの方の第一詩集でした。 読み始めて、ああ、これってもしかしなくても十代の頃の、その血の生々しい色さえピンクを混ぜてしまう頃に書いたものなのでは、、、 と思いながら読み進めていき...
この間の詩の教室で、何故か先生は生徒さんにいろんな詩集を勧めるという日だったらしく、私に勧められたのがこの方の第一詩集でした。 読み始めて、ああ、これってもしかしなくても十代の頃の、その血の生々しい色さえピンクを混ぜてしまう頃に書いたものなのでは、、、 と思いながら読み進めていきました。 言葉は決して難しくはない、本当に生の彼女の声を捧げ持つように、または投げつけるように、書かれていて、文字に色がにじんでくるのではないかと感じました。 この方の他の詩集も読んでみたいです。
Posted by 
