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それでも子どもは減っていく ちくま新書
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それでも子どもは減っていく ちくま新書

本田和子【著】

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それでも子どもは減っていく ちくま新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2009/11/10
JAN 9784480065179

それでも子どもは減っていく

¥220

商品レビュー

3

7件のお客様レビュー

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2017/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2009年刊。著者はお茶の水大学名誉教授。少子高齢化問題のうち、現代の「少子」化に至る経緯を、多産を奨励し続けてきた国家と、これに対する疑義と負担感に反発する女性(加え、親としての責任分担者にある男性)との相克から検討。本書の分析自体は、戦前期から議論される「産む性」へのフェニミズムや階級対立論からの批判、また、子供の持つ価値に対する歴史的変遷(特に20世紀に顕著な子供の「労働からの解放」の意義)を解説するもので、目新しさは感じない。現代の子育ての費用対効果論が、消費社会の原理的帰結くらいが例外的か。 さらに、著者は実のところ処方箋らしい処方箋は提示しない。ある意味、少子化は必然で諦めろ、と読めてしまう。その上で、高齢者内での所得移転・配分を基軸に据えろということなのだろう。理念的には理解できる(国家が男女の性交渉に干渉し、これを勧奨するなんて、考えただけでも悍ましい)が、その方法論は政治的に可能か。うーん、難しいなぁ…、このまま沈没する予想図しか立たない。ならば子供をもう一人持とうとは到底思えない。悪循環の極み…。

Posted by ブクログ

2014/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 出生率低下は成熟社会に伴う必然。 それにもかかわらず為政者は子どもを未来の「労働力=納税者」として増やそうとする。 本書が明らかにするのは、そうした思惑とは裏腹に、産むことを拒み、あるいは少なく産むことを望んでいる女性たちの実態であり、また、「いま、子どもである人々」の存在意義である。 少子社会はその当事者にとってどのような意味を持つのか、「子ども学」の第一人者が展望する。 [ 目次 ] 第1章 花開く「少子化論争」(働く女性の支援と「少子化対策」―初期の方針;「多産奨励対策」への批判;人口減少社会の制度設計;少子化を受け止めて;産まない選択をする人々;現行の「少子化論争」をめぐって) 第2章 「子ども削減」の系譜(近代以前の「子ども削減」策;近代以降の問題) 第3章 女性と母性の拮抗(女性にとっての「子ども」―「私的所有物」か「公共的財産」か;底辺層からの声;母性観の現代) 第4章 「子どもの発見」と児童の世紀(「科学」される子ども;「学校の生徒」となる子ども;「数字」で計られる子ども;「子ども消費者」の発見;「死なない子ども」の誕生) 第5章 「子ども」の存在意義(「効用」という尺度で計られるとき;当事者として「いま、子どもであること」) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

2013/03/04

あんましよく覚えていないのですけれども、まあ、ネガティブな感じで論考が進んでいったような気がします…。まあ、これほど成熟した国、ニッポン! ですし、自分の生活を楽しむ・守ることに主眼を置いてしまいますと、どうしても結婚後の面倒なこと…夫・妻との関係やら育児の問題などに思いを馳せて...

あんましよく覚えていないのですけれども、まあ、ネガティブな感じで論考が進んでいったような気がします…。まあ、これほど成熟した国、ニッポン! ですし、自分の生活を楽しむ・守ることに主眼を置いてしまいますと、どうしても結婚後の面倒なこと…夫・妻との関係やら育児の問題などに思いを馳せてしまい、結婚を躊躇してしまう現代人の気持ちも分かりますがね! この国は今後どうなるのでせうか…そんなことを考えずにはいられない著書でしたけれども、考えても仕方がないし、今後も少子化が進むのはやむを得ない事態でしょう、多分。 ヽ(・ω・)/ズコー

Posted by ブクログ

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