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論理病をなおす! 処方箋としての詭弁 ちくま新書
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論理病をなおす! 処方箋としての詭弁 ちくま新書

香西秀信【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2009/11/10
JAN 9784480065162

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商品レビュー

3.7

25件のお客様レビュー

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2018/10/14

二章の「多義あるいは曖昧の詭弁」と五章の「性急な一般化」は自分自身も相当悩み悩まされている問題なので参考になった。この方はレトリックを専門になさっているそうで、例証の仕方に説得力がある。「実例はすべて普段の読書で記憶しているものから取り、わざわざそのために本を読んだりすることはな...

二章の「多義あるいは曖昧の詭弁」と五章の「性急な一般化」は自分自身も相当悩み悩まされている問題なので参考になった。この方はレトリックを専門になさっているそうで、例証の仕方に説得力がある。「実例はすべて普段の読書で記憶しているものから取り、わざわざそのために本を読んだりすることはない」と仰ってますが、謙遜ですよね?

Posted by ブクログ

2018/07/22

詭弁のパターンを研究することは、人間の思考・認識の癖を浮き彫りにし、レトリックや詭弁を研究する面白味がある。なぜなら、人間が繰り返し詭弁に翻弄されるのは、詭弁(とされるもの)の中にも、一概に虚偽とは言えない場合があるからだという。 語り口は軽妙、内容も知的好奇心をそそる本。だが、...

詭弁のパターンを研究することは、人間の思考・認識の癖を浮き彫りにし、レトリックや詭弁を研究する面白味がある。なぜなら、人間が繰り返し詭弁に翻弄されるのは、詭弁(とされるもの)の中にも、一概に虚偽とは言えない場合があるからだという。 語り口は軽妙、内容も知的好奇心をそそる本。だが、使われている例文が外語の翻訳と保守対立をテーマにしたものが多く、内容に取っつきにくくしているきらいがあるのが惜しい。もっとも、筆者が示唆するように、実際にあからさまな詭弁をよく目にするのが、そういった場面でのかもしれないが……

Posted by ブクログ

2015/01/04

Sun, 06 Dec 2009 著者は詭弁に関する研究者 これって科学技術の分野で言えば科学哲学に相当する,ところだと おもう. 詭弁とは 一見,論理的にみえてそうでないもの. 世の中はホントに詭弁に満ちている. 詭弁と言ってもピンと来ないかも知れない. たとえ...

Sun, 06 Dec 2009 著者は詭弁に関する研究者 これって科学技術の分野で言えば科学哲学に相当する,ところだと おもう. 詭弁とは 一見,論理的にみえてそうでないもの. 世の中はホントに詭弁に満ちている. 詭弁と言ってもピンと来ないかも知れない. たとえば 「世の中の専門家というやつは,大体視野が狭くなる. 僕の知っている専門家というのはみんな視野が狭かった. まぁ,専門家だというやつで,『僕は視野が狭くない』と言うやつもいる.確かにそういうやつもいるが,それはむしろ,僕に言わせたら,そいつの専門家としての水準が低いだけだ.ホント,専門家というのは視野が狭くて困る」 これは,「先決問題要求の虚偽」というらしい. このどの辺が詭弁かは,ブログ読者に任せる. 論証すべきことは 専門家が視野が狭いということなのに, それはほったらかして,トートロジックな議論をすることで まるで補強しているかのような錯覚におちいる. 他にも ・過度な一般化 ・時間的順序関係と論理的因果関係のとりちがえ など が,詭弁の代表例としてあげられている. これらも,非常に多い. たとえば, Aってことが起こったあとに,Bが起こったら ついつい,AがBの原因ではないかと考えてしまったりするのだ. 前者は数事例だけから一般化して,一般的に通用する真理だとしてしまう件. 例えば,姉歯事件を受けて建築士はみんなモラルが無くなっていると 一般化するのは完全な詭弁だ. しかし,「藁人形攻撃」という詭弁には 「あちゃー,この類のものは,ときどきやってしまっているかも・・・」 と,思ってしまいました.・・・・・反省. 僕にこの種の返しをやられた人は思い出して「ヘヘン!」と思ってください. 以下,本書より引用(一部改変) 教師が漢字を読めない学生に 教師 「君は帰国子女か!?」 生徒 「侮辱です!」 教師 「何っ!君は帰国子女を馬鹿にしているのか」 ある種の論点のすり替えをしているんですね. 返しで相手の言葉を,その本意と違うところに意味づけしてしまって, 「ええ?」って感じにさせながら, 自分の失言をカバーしてしまうという. 構造的には,結構ややこしいですよ. ある種,論理の枠の中では解釈しきれないし,上記が本質的に詭弁になりうるのは 人間の文脈に依存した意味づけの傾向があってのこと. 生徒が「帰国子女と言われたのは侮辱だ!」 というのに答えて  教師が「何っ!君は帰国子女を馬鹿にしているのか」 という分には,まったく詭弁では無いわけで. さてさて, なぜ,詭弁研究をするのか? 別に本書は「詭弁上手になりましょう」とか「それは詭弁だ!と論破しましょう」という 自己啓発本でもなんでもない. もちろんそういう使い方もできるが, 本質はp.20 「詭弁にだまされる人は,単に馬鹿だからではなく,人間の思考が, そのようなものを受け入れてしまう癖をもっているから騙されるのである.」 つまり,詭弁というは,それ自体が 往々にして「人間の言語解釈,世界認識,学習,推論の機構」と関わっているのです. だから,詭弁研究によって人間を知る事が出来る. これは,かなり本質だと思う.

Posted by ブクログ

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