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ルポ母子家庭 「母」の老後、「子」のこれから
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2009/11/09 |
JAN | 9784000247696 |
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ルポ母子家庭
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
日本では「派遣切り」が近年大きく取り上げられてきたけれど、母子家庭と派遣切りの関係についてまとめているこのような本が広く読まれるべきだと思う。 私は海外に住んでいるが、たとえば夫と離婚・死別して子供3人つれて日本に帰ってもたぶん生きていくのは難しいだろうなと想像していたが、この...
日本では「派遣切り」が近年大きく取り上げられてきたけれど、母子家庭と派遣切りの関係についてまとめているこのような本が広く読まれるべきだと思う。 私は海外に住んでいるが、たとえば夫と離婚・死別して子供3人つれて日本に帰ってもたぶん生きていくのは難しいだろうなと想像していたが、この本を読んで絶対無理~!と暗澹たる気持ちになった。前はかすかに希望を抱いていたが、この不況と派遣労働の蔓延で、「日本に帰ることはもうあるまい」と気持ちにケリがついたような気がする。早い話が諦め。シングルマザーは生きていけない。 日本は一億総中流社会というのはもう過去の話。経済格差は広がっているようだし、しかも一度貧しくなったら一生貧しいまま。児童福祉手当は減少する一方のようで、貧しい家庭の子供に恩恵がない社会ってひどいと思う。義務教育も無料といっても、教材費や制服にかなりの額がかかるし、受験競争社会では家庭が貧しかったら生き残るのは不可能。しかも苦労して大学まで入っても、その後正社員になれるかどうかはわからない。いつのまにかこんなに過酷な社会になっていたとは。 著者は最後に政策の変換を求めているが、(私には日本での選挙権がないので)それはおいておいて、とにかく日本の片親家庭の現状があまりにも悪いので暗い気持ちになった。 せめて、子供たち全員が無料で通える学校(教材費も給食費も制服も全部込みの)、ある一定の年齢までは無料の医療制度があれば、と思うけれど(カナダやイタリアのように)、たぶん日本では実現しないだろう。そういう慈悲深い精神はないからね。そう、日本には助けてくれる宗教団体もないから、さらに過酷である。 こういう地味だけれど中身のある本を読むにつれ、グローバリゼーションと派遣とシングルマザーの関係、つまりは世界の経済情勢とローカルな人間の苦労はつながってるんだなあと思うのである。
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「貧困層に占める女性の比率が高く深刻になっている状況」を「貧困の女性化」という。貧困というと、私たちは、失職して生活が成り立たない状況を思い浮かべ、失業者というと男性ばかりを考えてしまいがちではないだろうか。そもそも、貧困=無職と思ってはいないだろうか。生活保護の不正受給が問題...
「貧困層に占める女性の比率が高く深刻になっている状況」を「貧困の女性化」という。貧困というと、私たちは、失職して生活が成り立たない状況を思い浮かべ、失業者というと男性ばかりを考えてしまいがちではないだろうか。そもそも、貧困=無職と思ってはいないだろうか。生活保護の不正受給が問題視されている一方で、パートで働いていても日常生活が維持できない母子家庭の貧困問題は、目立たない。 最近、日本の福祉制度は、「福祉から雇用へ」を掲げ、自立支援をうたい、就労支援に力を入れているが、現実には、職業訓練を受けても就労先が見つからない。求人に対して求職者があふれている状態で、フルイにかけられた時、機会均等とは言いつつも、弱者は弱者のままである。企業は、即戦力ばかり求め、社員教育に手間隙かけないようになってきている。福祉制度でも同様に、自助努力を要求する傾向にあるのではないだろうか。 賃金の安い職業に就いて、国民年金もギリギリでは老後の生活も危うい。母子家庭では、子が独立したら、「おひとりさまの老後」も危うい。おカネさえ支給すればなんとかなる、というものでもない。しかし、格差が拡大し、カネを得る手段=仕事を見つけることすら、ままならない現状では、カネが足りないために、自立への一歩が踏み出せないというのも事実である。 そして、これから社会に出る「子」の世代にとっては、「学歴」が全てではないが、就職難を突破するには、学歴が有効となる。その学歴を手に入れるためには、家庭の経済力がモノを言うのである。親の収入によって、子の学歴が決まってしまう傾向がある。親が高学歴であれば、高収入が確保され、子が高等教育を受けることができ、比較的高収入の得られる職業に就ける機会が増える。他方、学齢不足では、安定した収入が確保できず、生活がギリギリ、子に高等教育を受けさせることがかなわず、...貧困が世代間で連鎖し、格差が一層広がっていく。経済的な格差と教育格差が一体となって、母子家庭を貧困へと追いやっている。 本書では、児童扶養手当が施行された1961年度あたりからの母子家庭の変化、制度改正の推移についても簡略に触れている。そして、制度改正の何が「改悪」なのか、という点にも言及している。
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僕がいますんでいるところはむかしから女性の離婚率が全国でもトップクラスのところで、むかし、アルバイトしていたところでもこういう女性がいました。非常に重要で、重い内容を書いた本です。 この本を読み終えたのは、もうずいぶんと前のことになるんだけれども、いろいろな事情を持って離婚して...
僕がいますんでいるところはむかしから女性の離婚率が全国でもトップクラスのところで、むかし、アルバイトしていたところでもこういう女性がいました。非常に重要で、重い内容を書いた本です。 この本を読み終えたのは、もうずいぶんと前のことになるんだけれども、いろいろな事情を持って離婚して、母子家庭となった母娘が生きていくということはこんなにも難しいことなのだろうかということに非常に暗澹たる気持ちになりました。北海道の女性はその土地柄上、昔から全国一離婚率が多いんだけれども、僕が昔、アルバイトしていたところでも、夫と離婚して、パートの仕事をしながら女手ひとつで子どもを育てている女性がいた。 「私は残業ができないのよ」 という彼女の口ぶりから、もうひとつ仕事を抱えているらしく、本当にしんどそうだったことを覚えている。もっと恐ろしいのは、ここにも描かれているが、昨日、テレビのニュース番組でも特集されていたけれども、貧困によって、子どもの学力差が開き、それによって格差が固定されるということだった。 資本主義社会にいる以上、ある程度の格差は否めないが、一刻も早く、セーフティーネットの充実を強く願うのみです。
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