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イルカと墜落 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2009/11/10 |
JAN | 9784167209155 |
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イルカと墜落
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
役所広司とメールのやり取りをしている著者。ライターならそれが普通なのか、沢木耕太郎ゆえか。よくわからないけれどなんか凄いなと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「沢木耕太郎」がアマゾンでの墜落体験を語ったノンフィクション作品『イルカと墜落』を読みました。 次々と読みたくなる「沢木耕太郎」作品、、、 『「愛」という言葉を口にできなかった二人のために』、『旅する力―深夜特急ノート』、『オリンピア―ナチスの森で』に続いて連続4作目です。 -----story------------- 突如として死に直面したとき、人は何を思い、どう振る舞うのか。 「窓の外の熱帯雨林がぐんぐん近づいてくる。どうやらこの飛行機は墜ちるらしい」 ―― 2001年9月22日、テレビ番組取材中の著者を乗せたセスナ機は、ブラジル郊外で不時着。幸い乗員全員は軽傷で済んだが、「死者はもとより重傷者さえ出なかったのは奇跡」といわれたほどの惨事だった。 本書は「墜落記」としてその事故の生々しい一部始終をつづったものに、その序章にあたる「イルカ記」を加えて構成しなおしたものである。 著者を含む取材スタッフは、現代文明に一度も接したことのないアマゾン奥地のインディオについてのテレビ番組を企画していた。 免疫のない彼らは現代人(文明)と接することで、病気や悪弊などをうつされて死亡したり、その共同体が崩壊したりしていた。 ブラジル政府職員の「ポスエロ」氏は、そんな彼らを救おうとしている人物で、スタッフはまず彼に会うことにした。 『イルカ記』では、その「ポスエロ」氏との交流を軸として、インディオたちの置かれた状況を解説している。 折にふれ描かれるジャングルの風景や地元の人々との会話が、切迫した事態をふわりと和ませてくれる。 続く『墜落記』は予兆めいた雰囲気で始まる。 再び本格的な取材にブラジルへ出発する著者は、その直前に「向田邦子」の追悼会に出席するが、そのあとである胸騒ぎをおぼえる。 そしてそれを裏づけるかのように、米同時多発テロによって取材日程は大きく狂い、著者は「虫の知らせ」をより強く感じていく。 やがて、その胸騒ぎは現実のものとなってしまうのだが。 驚くのは事故の後、「墜落は私の人生に何の変化ももたらさなかった」と著者が言っていることだ。 九死に一生を得たにもかかわらず、その体験に平然としていられる精神の強靭さにあらためて感心してしまう。 ----------------------- 尊敬する冒険家「植村直己」も旅したアマゾン… そのアマゾン奥地に、現代文明と接することなく暮らしているインディオ「イゾラド」との接触を試みたテレビ取材のため「沢木耕太郎」が訪問します。 ブラジル政府職員の「ポスエロ」との交流を軸に話は進みますが、、、 2回目の訪問時には、米同時多発テロが発生し、ブラジルへ向かう途中のカナダで足止めを食らい、その際の米同時多発テロやその報道に対する冷静な見方や、アマゾン奥地へ向かうセスナ機が整備不良?のため墜落した際の平然さは、さすが「沢木耕太郎」って、感じがしましたね。 自分だったら、どんな行動をとっただろうか、、、 きっと、メディアに踊らされたり、慌てて冷静さを失ったりすると思うんですよね。 経験の違いもあるんでしょうけど… 「沢木耕太郎」らしいレポートでしたねぇ。 それにしても、セスナ機が墜落し、大破するという大事故に遭いながら、死者や重傷者はなく、乗客五名が軽症で済んだというのは、幸運だったと思います。 運も実力のうちなんでしょうね。
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アマゾンでイルカを見たというのと、飛行機で墜落したという話。 行間が広く、読み応えはない。沢木さんの思い込みが文章に多く現れていて、それが鼻につくとあまり面白くは感じられない。 逆に、その沢木さんの思いに納得できるならば、「ああ、墜落にしてもこういう感じ方があるのか」と共感できる...
アマゾンでイルカを見たというのと、飛行機で墜落したという話。 行間が広く、読み応えはない。沢木さんの思い込みが文章に多く現れていて、それが鼻につくとあまり面白くは感じられない。 逆に、その沢木さんの思いに納得できるならば、「ああ、墜落にしてもこういう感じ方があるのか」と共感できる。
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