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ユニ・チャームSAPS経営の原点 創業者高原慶一朗の経営哲学
定価 ¥1,760
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ダイヤモンド社 |
発売年月日 | 2009/10/29 |
JAN | 9784478011751 |
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ユニ・チャームSAPS経営の原点
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ユニ・チャームSAPS経営の原点
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商品レビュー
3.9
15件のお客様レビュー
素晴らしいけど、BCGは無いかな。下の2を引き上げる、は簡単じゃない。実例が欲しかった、ここまで開示するなら。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ユニ・チャームにて業績不振だったペットケア事業の再建を事例としたSAPS経営の哲学、モデル、ツールを伝えた本。 【良い点】 ・事例をもって語られているため、今まで・今の立場に置き換えて捉えられる。当時の状況や現場の空気感も伝わってくる。 ・何よりも企業哲学の徹底にも感銘。SAPS経営が目指すものは、「人間尊重」「達成感重視」、一度きりの人生において、自他ともに時間を無駄に過ごさないことが、もっとも大切。例えば、作ったモノが世に出ず破棄なるなんて元を辿れば製造者の時間を返せ、とも言える。意外と横行している点かと思うので、モノづくりの人間であれば、今一度思い返した方がいい。 【紹介】**************** 1986年に新規事業として将来性を見込めるペットケア事業に参入したユニ・チャーム。一事業部門だったペットケア事業は、98年には子会社での事業展開となり、ますます成長するかのように見えた。 だが、2000年には売上高200億に対して、6億円の経常赤字の計上。事業の立て直しを命ぜられ異動してきた著者。当時は社内でも普及されていなかったSAPS経営を主軸に置いた改革物語。 押し込み営業に蝕まれた組織、単月での売上計上にはなれども、押し込んだ分の費用やリベートを販売促進費として2,3か月後の計上。100円のものを売るために、いくらの販売促進費がかかっているのか、実態がわかりづらくなっていた。 著者が始め再建プロジェクトは、販売目標(伝統的な営業での売上の予算達成)を捨て、結果は問わないと言い続けることからだった。 ・販売促進費の収益性の分解 ・Schedule、Action、Performance、Scheduleマネジメントによる徹底的な行動管理(客先への訪問管理も含む)および、全てが自責で考えさせる会議 ・マーケティングと営業の一気通貫(客先へ有益な情報を週1回共有、それによって毎週でも客先へ訪問する足がかり→信頼構築) 上記を通じて、2001年には売上高は前年より下がれども、経常利益の黒字化達成、2005年には東証一部上場。2008年には、売上400億を超え、経常利益も60億を越える事業となる。 **************** P&G,トヨタ…他社を徹底的にマネしながらも、自社としての哲学・哲学ゆえの経営手法を構築したところに、あっぱれでした。 現場への落とし込み過程が一番大変かと思いますが、その点について記載は軽めなところもあるため、星4つ。 素晴らしい本でした。
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ユニチャーム。創業わずか50年で5000億円の超優良企業に成長。その強さの秘密、それは組織の力を最大限に引き出す「哲学」と「仕組み」を併せ持っているから。本書は、その哲学と仕組みを解説した一冊。この本に出てくる考え方、すごい共感出来るなー。管理出来ない「数値」では無く「行動」を徹...
ユニチャーム。創業わずか50年で5000億円の超優良企業に成長。その強さの秘密、それは組織の力を最大限に引き出す「哲学」と「仕組み」を併せ持っているから。本書は、その哲学と仕組みを解説した一冊。この本に出てくる考え方、すごい共感出来るなー。管理出来ない「数値」では無く「行動」を徹底管理、設定した行動目標をやり切れば「数値」はついてくる。 以下、参考になった点、引用、自己解釈含む。 ●冒頭の荷馬車の絵。荷馬車を引く方向がバラバラだったり、引っ張らずに昼寝してたり。これが会社の姿。各自は大真面目に参画しているつもりでも、その力のベクトルが合っていないのが常。このベクトルが揃った時に初めて組織としての力が引き出され、最大化する。企業はまずもって、このベクトル合わせに心を砕くべき。 ●形・サイズの異なる気を束ねるのは大変。強く締め付けるのではなく、考え方の「統一」をすることで、核となる形・サイズを合わせるべき。 ●組織の運動能力を高めるためには、2:6:2のボトム2割が動ける仕組みを構築すること。 ●意識⇒行動⇒能力⇒習慣ではなく、「行動」→意識⇒能力⇒習慣の順。変えるべきはまず「行動」。意識を変えるための「訓示」をいくら垂れても人の意識はそう変わらない。日々の行動が変わる仕組みをいかに構築し、徹底して刷り込ませるか。 ●売上目標を捨て、自分でコントロールできる「行動」を目標化する。打率3割は結果論だが、打率3割を目指すための日々の素振り100回は自分の意識次第で出来る。打率では無く、素振りを目標化する。人の思考は強制出来ないが、人の行動は強制することが出来る。 ●ウサギとカメの話。早く走り眠り、また早く走るウサギよりも、スピードが一定のカメの方が早くゴールする。早くゴールするだけでなく、周囲へのムリムダムラが少ない。45度線グラフ。 ●お金やモノはいくらでも代替えがあるが、1人1人の時間は二度と帰ってこない。つまりかけがえのないものである。これを無駄使いさせるということは「収奪」以外のなにものでもない。形ある「モノ」はお金を出せば買えることが出来るし、「お金」は稼げばこれを得ることができる。しかしこれらを盗めば泥棒といわれて罪に問われるが、人の大切なかけがえのない「時間」を盗んでも『罪に問われない』というのは、どう考えても納得がいかない話である。 ●ものを廃棄するとは、その製品を作るために費やされたすべての人々の時間を無にすること。こんな罪深いことは無い。 ●人間尊重とは、1人1人の時間を大切にしてやるということであり、無駄な時間を費やさせない周りの心配りであり、何よりもその人のシゴトの結果が「世の為人のためになるように、創ったものがちゃんと生きるように」してやることだ。 ●原因自分論。自分が悪いと投げやりになることではない。それは安易な思考停止に過ぎない。なぜそうなってしまったのかの原因を探り、改善の為の打ち手を考え、実践に移すこと。 ●大きいものが小さいものに勝つのではない、早いものが遅いものに勝つ。オリンピック100m優勝の選手に勝とうと思えば、10秒早くスタートすればよい。ビジネスの世界においては、早くスタートしてはならないというルールは無い。 ●価値を生み出している行動とは何かを明確にし、その行動に割り振れている時間を計測する。その行動に割り振る時間をいかくに増やせるかを考える。 ●『said≠heard(言ったかといっても聞いてもらえたわけではない)』『heard≠listened(聞いてもらえたからといって、聴いてもらえたわけではない)』『listened≠understood(聴いてもらえたからといって、理解してもらえたわけではない)』『understood≠agreed(理化してもらえたからといって、賛成してもらえたわけではない)』『agreed≠convinced(賛成してもらえたからといって、納得して行動しようと思ってもらえたわけでない)』。コミュニケーションとは、発信した事実ではなく、受け手が行動を変えたか、ここに注目しなければならない。 ●1・10・100理論。計画を作るには1の労力がかかるとしたら、それを動かすには10の力がかかり、それを定着させるのには100の力がかかる。計画をいくら作っても、定着できなければ意味が無い。計画を次から次への創り続ける企業が多いが、大事なのは1つの計画を徹底して根付かせる根気力。 ●トレードオフ無しに仕組みを上乗せしない。何かをプラスするなら、何かを減らすこと。 ●行動基準の無い行動管理は行わない。 ●みんなハッピー!
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